叶姉妹がマドンナ初監督作品を語る

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映画監督ガイ・リッチーとの離婚問題で注目を集めているマドンナ。そんな彼女が奇しくも初監督した映画『ワンダーラスト』(2009年1月渋谷アミューズCQNにて公開)が、10月24日(金)第21回東京国際映画祭 “特別招待作品” として日本初上映された。

作品を紹介した叶姉妹のフォトアルバム

映画を愛し続け、長年映画監督になることを夢見ていたマドンナが、自身の下積み時代を投影させたかのような物語。『ワンダーラスト』は、若き主人公たちがロンドンの片隅で成功することを夢見ながら頑張って日々を送る、胸がキュンとするような青春ストーリーだ。

世界各国で既に話題を呼んでいる本作。観客の注目も集まる中、会場にはマドンナのファンで、セクシーさではマドンナに引けを取らない叶姉妹のふたりが映画の主人公ホリーを意識したポールダンサー風の衣装で登場し、スペシャルゲストとしてマドンナの初監督作を紹介した。なお、叶姉妹からのコメントは以下のとおり。

“この映画はきれいごとのない映画で、夢と現実は違うということを見せていますが、本当に良い映画でした。人間の二面性をマドンナらしく描いていました。ネガティブなこと(現実)を受け止めることでポジティブな気持ちが生まれていく。私もいつも思っていますが、夢は必ずもつべきものです。そして必ず叶うと信じることが大切です。マドンナもそういった可能性、パワーがとてもある人だと思います”─── 叶恭子

“いろいろな経験をしてきているマドンナだからこそ作れた映画だと思います。人々が夢に向かって努力する様子や感情もとても上手に表現されていました。映画には現実が描かれていますが、その先に未来があります。実際は、すぐに未来に飛べるものではないこと。この映画は観る人によって「未来はどうなるんだろう?」と観方が変わると思うので、楽しく観てほしいですね”─── 叶美香

なお、マドンナ監督からの公式コメントは以下。

“私は常に「映画」をリスペクトしてきました。そして、長年カメラの前に立ち続けた結果、自分の手で映画を作りたいと思うようになりました。映画製作において、まだ初心者ですが、いつの日か私も彼らのような天才に近づける作品を製作することが出来たら、と思っています。駆け出しの頃の自分を振り返ると、まるで昨日のことのように葛藤を繰り返した日々を思い出します。本作の登場人物たちが抱える夢や希望、そして苦悩に、私も完全に共感してしまうのです。『ワンダーラスト』では、自分がこれまでの人生で愛し、大切にしてきたもの…文学、音楽、ダンス、すべての要素を表現することが出来ました。非常に満足しています” ─── マドンナ

ちなみに叶姉妹曰く、マドンナはアカデミー賞の授賞式会場のトイレで恭子さまに “どこの香水使っているの?” と声をかけてきたんだとか。マドンナも注目してしまう叶姉妹、さすがというか、恐るべしというか。

『ワンダーラスト』
配給:ヘキサゴン・ピクチャーズ
配給協力:ミラクルヴォイス
2009年1月、渋谷アミューズCQN他全国順次ロードショー

『ワンダーラスト』 オフィシャルサイト
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