つじあやの、生徒もスタッフも真剣勝負(?)のウクレレ教室
■写真で見るつじあやのウクレレ教室ツアー
今回のツアーはウクレレ教室がメインとだけあって、通常のライヴとは異なり、つじあやの先生(?)の目が届く範囲の少人数で実施された。チケット購入者には事前につじあやの直筆の名札と練習曲「たんぽぽ」の楽譜が送られ、当日はウクレレ持参で会場に集合。旧池尻中学校を再利用している場所だけに、この日は今回のツアーの中でも最も教室らしい会場となった。
マイクを通して説明をするつじあやの先生の大きな声が響く教室で、ウクレレの練習に励む生徒たち。この日の生徒はやや男性が多かったが、若い女性からカップル、そして年配の方まで、幅広い年齢層の人が参加していた。
ウクレレ教室ツアーとはいえど、ゆる~い雰囲気でウクレレを弾くだけかと思いきや、つじあやのも生徒たちの表情も真剣そのもの。よく使用するという“G”“D”“Em”“C”の4つのコードの押さえ方と、右手の“アップ”“ダウン”の動きの練習を全員で何度も行ない、自由練習では、つじあやの本人が生徒ひとりひとりを見て回るという徹底ぶり。気づけばスタッフ、関係者までもがウクレレを手に持ち、楽譜を見て真剣に練習に励むという光景が広がっていた。
「今日(の場所)が一番教室っぽい。ほかの会場はもっと狭いところもあってね。カフェみたいなところだと、お客さんがすぐそこにいたりして」と、つじあやのもウクレレ教室を満喫。最後はつじあやのの歌に合わせて、生徒全員で「たんぽぽ」の演奏を行ない、ウクレレ教室は終了した。
ウクレレ教室が終わると、今度は1Fのカフェへ移動して、つじあやののウクレレ弾き語りライヴがスタート。カフェには、つじあやの考案の『ふつうのオレンジジュースだと思ったらお酒入ってた! By つじあやの(ウォッカ入り)』というスペシャル・ドリンクメニューも用意され、お酒の飲めるファンはこの一日限定メニューを味わいながら、ライヴを楽しんだ。
ライヴでは「風になる」、「君にありがとう」、「Sweet Happy Birthday」のほか、高校生のときから好きだった曲という「結婚しようよ」(吉田拓郎)のカヴァー、フィッシュマンズ「頼りない天使」のカヴァーを披露。つじは「カヴァーは自分にとって大切なもの。(カヴァー・アルバム『COVER GIRL 2』に収録の)嵐の“Happiness”は、かなり上級で難しかった」とカヴァーへの思いを語った。
そして最後は「思い残すことなく、みんなで“たんぽぽ”を楽しみましょう」と、さっきまでみんなで練習していた「たんぽぽ」を観客の演奏に合わせて歌い、ライヴを締めくくった。つじあやのならではの一風変わったスタイルのツアーに、参加したファンも存分に楽しんでいたようだった。
<ウクレレサマーランデヴー~みんなでウクレレ編~ 2008.8.26 IID 世田谷ものづくり学校>
1.風になる
2.結婚しようよ
3.頼りない天使
4.君にありがとう
5.Sweet Happy Birthday
6.たんぽぽ (みんなで演奏)
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