木村カエラ、初のホール・ツアーで「成長したような気がします」

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最新アルバム『+1』を携えて、初のホール・ツアー<キレートレモン PRESENTS KAELA KIMURA LIVE TOUR 2008「+1」>を敢行した木村カエラ。そのファイナル公演が、7月9日(水)、10日(木)、東京・NHKホールで行なわれた。

◆木村カエラ、NHKホール~写真編~

市松模様のクラシカルなワンピースに身を包んだカエラが登場すると、待ちわびたオーディエンスが大きな歓声で迎え、いよいよライヴがスタート。

オープニング・ナンバーの「Jasper」では、ミュージック・ビデオでも取り入れられていたブラックライトの演出に加え、ステージ後方のヴィジョンに映し出される映像とリンクしたダンスで、これまでのライヴハウス・ツアーとは違ったスケール感のある演出でも楽しませてくれた。

「今日のライヴが皆さんにとっての素晴らしい“+1”になるように」というMC通りに、「+1」「リルラ リルハ」「Yellow」「TREE CLIMBERS」など、ポジティヴなメッセージを全身で発しながらオーディエンスを魅了していく。

「私は本当にたくさんの“+1”に支えられています。来てくれたみんな、スタッフもそう。本当にありがとうございます。みなさんも自分にとっての“+1”を築いていってください」といって、本編ラストに「Humpty Dumpty」を披露。木村カエラの考えるHumpty Dumptyは“最後まで割れることなく歌っている”という、この歌に込められたメッセージを受け取るように、観客たちも大合唱でその想いに応えていた。

通常の“アンコール”ではなく、自然発生的に起こった「Humpty Dumpty」の大合唱で迎えたアンコール。再びステージに登場したカエラは「みんな歌が上手だね。ありがとう」と、キラッキラの笑顔で挨拶した。そして「どうしてもNHKホールでやりたくて、一生懸命練習しました(笑)」といって新曲「マスタッシュ」をいち早く披露! これにはファンも大喜びで、新曲ながらもそうとは思えない盛り上がりを見せた。

なお、「マスタッシュ」は、カエラ初の両A面シングル「マスタッシュ/memories(original version)」として、9月10日にリリースされる。

全22公演に及んだ初のホールツアーを振り返り、岩手ではわんこそばを64杯食べてライヴ当日もお腹満杯だったことや、直島(香川県と岡山県の間にある離島)に行って心が洗われたことなど、各地の思い出話を交え「ナチュラル志向でオフも充実して、心も体も財布も健康でした(笑)。こんなに長くツアーをやったのも初で、ホールも初。やっていくうちに学びとっていって、ちょっと成長したような気がします」と語った木村カエラ。この後は、夏フェスを挟み、<LIVE HOUSE TOUR 2008~STARs TOURS~>が間もなくスタートする。

見る者、聴く者をポジティヴで幸せな気持ちにさせてくれる彼女が、今度はどんなカエラ・ワールドを見せてくれるのか。楽しみは尽きない。

<キレートレモン PRESENTS KAELA KIMURA LIVE TOUR 2008「+1」>
2008年7月10日(木)NHKホール
1. Jasper
2. NO IMAGE
3. L.drunk
4. +1
5. リルラ リルハ
6. STARs
7. ファミレド
8. No Reason Why
9. 鏡よ鏡
10. dejavu
11. ワニと小鳥
12. Samantha
13. You
14. Yellow
15. TREE CLIMBERS
16. はやる気持ち的 My World
17. BEAT
18. 1115
19. Humpty Dumpty
ENCORE
20. Circle
21. マスタッシュ
22. Magic Music
23. happiness!!!
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