「コーラスライン」高良結香、映画試写会で熱唱

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2008年秋に全国公開となる松竹、ショウゲート配給作品『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』の完成披露試写会が7月9日スペースFS汐留で行なわれた。

『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』はブロードウェイ史上初めて、ミュージカルのオーディション風景をカメラがとらえ、15年にわたるロングランを記録したミュージカルの最高峰「コーラスライン」の真の舞台裏に迫ったドキュメンタリー映画。ブロードウェイの頂点を目指して、8ケ月におよぶ苛酷なオーディションを勝ち抜いてゆくダンサーたちの生の姿は、まさに人生が変わる瞬間の光と影のドラマを、胸に迫る圧倒的な臨場感で見せつけている。

◆『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』写真

そんな本作にも登場する唯一の日本人、コニー役に抜擢された高良結香が、終映後の舞台挨拶に登場し、生歌でコーラスラインの劇中歌「What I did for Love」を熱唱。満場の観客は惜しみない拍手喝采に包まれた。

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沖縄から駆けつけた元気いっぱいの高良結香は、「この映画を改めて観ましたが、撮影からは2、3年たっているので自分の人生じゃなかったみたいでした。当時の自分に“大変だったね”と言いたいです。ブロードウェイではオーディションに8ヵ月~1年かかるのは普通で、結果が出るまでに時間があったので、本当にこの仕事がしたいのだろうか? と自分に問いかける時間がありました。でもコニーという役は、底力のあるキャラクターで、私は獅子座で負けず嫌いなので、コニーが自分に似ていると思いましたし、オーディションではやれることは全部やった。あとは選ばれるだけだと思っていました」と苛酷なオーディションを経て、大役を得て日本人唯一のキャストになったことを振り返った。

また夢をみている人へ「もし夢が10の地点にあって、今の自分がマイナス2の所にいたならば、遠い未来を見すぎると辛いと思うんです。だから毎日マイナス1.5、次はマイナス1と少しずつできることをするのが良いと思います。自分で自分を信じること。この世には自分しかいないので、それをわかって頑張ってほしい」と力強いメッセージを送ってくれた。

ドキュメンタリー映画『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』
【監督&製作】ジェイムズ・D・スターン&アダム・デル・デオ
【製作総指揮】ジョン・ブレリオ(「コーラスライン」プロデューサー)
【出演】「コーラスライン」オリジナルキャスト&スタッフ、マイケル・ベネット
配給/松竹、ショウゲート
今秋、新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ他にてロードショー
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