世界ツアーを計画中のHALCALIにパリっ子も熱狂

ポスト
6月20日、21日の2日間にわたり、フランスのパリ日本文化会館にてHALCALIのワンマン公演が行なわれた。レポートが到着したのでお届けします!

   ◆   ◆   ◆

日本のJ hip-hopデュオ、HALCALIが昨年パリのイベントに参加してから、俄かに海外でその人気が高まりつつある。

2007年7月に行なわれたパリのジャパン・カルチャー・イベント<Japan Expo>に出演して以来、通算5度目の海外渡航地はパリ。6月21日、フランス「音楽の日」にパリっこ達を熱狂させた。

6月20日、21日の2日間、フランスはパリのエッフェル塔付近に位置するパリ日本文化会館にてHALCALIのソロ公演が行なわれた。当会館はミッテラン大統領の時代に、日仏友好を祈念して設立された由緒ある会場。会館始まって以来初のJ-POP公演ということも手伝ってか、両日共に満員の観客で賑わった。

特に21日はフランス全土が朝から晩まで音楽を楽しむ「音楽の日」。国民的行事であるこの日には、ストリートからホール、公園に至るまで、全ての会場や広場がミュージシャン向けに一般開放されるため、町中が様々な音楽と人々で溢れかえっている。

HALCALI見たさに、パリ日本文化会館前には朝5時から既に行列ができていた。収容人数300人に対して、希望動員数は600名を越えてしまい、急遽数十名を対象に会館内のモニターでライヴを見せるという処置を施した。

「音楽の日」は一般開放されているため入場料は発生しないが、会館に言わせると「これだけの問い合わせや動員があったのは初めて」。客層は20代中心で男女比は半々。

アンコールも含めて約90分のステージにHALCALI本人達も興奮気味。一緒に踊る人、声を上げる人など日本のファンに比べてかなり積極的。トークは日本語を中心に英語、フランス語を披露。「メルシーボク」(ありがとう)、「セシュペール」(素晴らしい)と、ファンとのやり取りもバッチリ。

終演後もCD即売場は長蛇の列。今年2月に欧州で発売されたアルバム「サイボーグ俺達」のサイン付きCDに殺到、会場の半数近くが購入するという異常ぶり。

昨年7月にパリのジャパン・カルチャー・イベント<Japan Expo>に出演して以来、通算5度目の海外公演。欧米が中心だが、そのうち、パリはこれで3度目の渡航。23日にはフランス北東部、ドイツ国境沿いのコルマーにてライヴを実施。約3万人の町で300人を動員、人口の1%がライブに参加することになる。

今後は日本のイベントに出演する傍ら、次作アルバムのレコーディングに取り組み、年内にはニュー・アルバムを日本、米国、そして欧州でリリース予定、その後世界ツアーを目論んでいる。今後もHALCALIの動向に要注目だ。

■オフィシャル・サイト http://www.halcali.com/
この記事をポスト

この記事の関連情報