フー・ファイターズ、16万人を集めたウェンブリー公演
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数年前にロンドンのアールズ・コート(約2万人収容)で彼らのパフォーマンスを見たとき、そのビッグなサウンド、大掛かりなステージ・セットに、会場が小さ過ぎるように感じた。スタジアムでちょうどいいくらいだと思ったものだが、今回、それが実現。期待を裏切らない、マッシヴなパフォーマンスを見せてくれた。
同公演では、360度回転可能の円形のステージのほか、後方まで延びるキャット・ウォークとその先には小さな第2ステージも設備。すなわち、デイヴ・グロールの動きはこれまで以上に、エネルギッシュなものになった。
そのグロール、「ウェンブリーはでかいって印象があったが、マッシヴだ!」との感想を述べていたが、ショウが進み、グロールをはじめとするバンド・メンバーのエネルギーが炸裂、オーディエンスのリアクションが盛り上がるにつれ、その“マッシヴ”な会場さえどんどん小さくなっていくように感じられた。
そして野外コンサートのいいとこで、夕暮れの空の下、ビールを飲みながら聴く「My Hero」や「Marigold」ほどおつなものはない。
この夜(初日)は、残念ながらレッド・ツェッペリンとの競演はなかったが、会場にはクイーンのブライアン・メイの姿が見られた。
この日(6月6日)のセットリストは以下の通り。
・The Pretender'
・Times Like These'
・No Way Back'
・Cheer Up Boys (Your Make Up Is Running)'
・Learn To Fly'
・This Is A Call'
・Long Road To Ruin'
・Breakout'
・Stacked Actors'
・Skin And Bones'
・Marigold'
・My Hero'
・Cold Day In The Sun'
・But Honestly"
・Everlong'
・Monkey Wrench'
・All My Life'
アンコール
・Big Me'
・DOA'
・Generator'
・Best Of You'
Ako Suzuki, London
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