ブラフマン、“伝説のライブ”を目の当たりにした瞬間
10月21日。昼下がりの高円寺商店街。その日は、冬の訪れをほのかに感じさせる、ごくごく当たり前な秋の日曜日だった。商店街は買い物に来た夫婦やカップルで賑わっている。しかし、その中には、明らかに一般の買い物客と雰囲気の違う一団がいる。
彼らはこの寒空の中、みな一様にTシャツ&短パン。音楽業界でいうところの“戦闘”スタイルだ。彼らのTシャツにはある共通の単語が刻まれている。
BRAHMANだ。
彼らは<BRAHMAN MySpace Kick Off Live>に参加するため、高円寺にやってきた。会場は高円寺GEAR。150人も入ったら息もできなくなるような、小さなライブハウス。BRAHMANは、数千人規模の会場を余裕でソールドアウトしてしまうほどのアーティストだ。そんな彼らのライブをこんな濃密な空間で見られるのだ。彼らに気合が入るのも無理はない。
ブラフマン、“伝説のライブ”を目の当たりにした瞬間 ~写真編~
https://www.barks.jp/feature/?id=1000035133
ただならぬ雰囲気の中いよいよ開場すると、狭いライブハウスはアッと言う間に移動する間もないくらいの大混雑となった。異常な熱気が充満する中、あの印象的なSEが流れると一気に会場はヒートアップする。絶叫にも近い歓声を浴びながら登場したブラフマンだが、いきなり一曲目にはその熱気をまずはクールダウンさせるような落ち着いた新曲をプレイ。
じっとかぶりつきステージを直視する観客は、TOSHI-LOWが吐き出す言葉を噛みしめるように聴き入り、続けて既にライブでは何度かプレイされている新曲でグッと暖まると、「逆光」でフロアは爆発する! コブシを振り上げ、大合唱の渦!渦! そして、気付けばギュウギュウのフロアにもかかわらず、モッシュピットが! 近年の楽曲を前半にプレイし、中盤の「FOR ONE’S LIFE」からは定番&名曲の連打で、特に「BASIS」、「DEEP」、「ANSWER FOR…」辺りでは一際大きな歓声と大きなモッシュが…。
そして「See Off」だ。暴動寸前の会場に、TOSHI-LOWがなんとフロアへダイブ&クラウド・サーフを敢行したのだ。危険なほどに盛り上がる観客の頭上を、TOSHI-LOWはマイクを離さず絶叫しながらフロアの最後尾までサーフィンしていく。凄まじい光景に会場が騒然となる中、「時の鐘」を披露してメンバーは無言でステージを去った。月並みな表現ではあるが、これぞまさしく“伝説のライブ”そのものを目の当たりにした瞬間だった。
興奮冷めやらぬ観衆のアンコールに導かれてプレイした「GREAT HELP」、「ROOTS OF TREE」では、先ほどのTOSHI-LOWに触発されてか、我慢していたファンも次々とダイブ(※高円寺GEARではダイブ禁止です)を敢行。さらに予想外の2度目のアンコールでは、「RESULT OF NEXT」、「ARTMAN」をプレイし、酸欠になりそうなほど濃密なライブは幕を閉じた。
感の良いファンの方は気づかれたかもしれないが、この日のセットリストは現在から過去へ、一時的に時間を逆行させるという仕掛けがあった。つまり、1曲目にプレイした新曲から発表年順に徐々に時代を遡り、1st mini Album 『GROPE OUR WAY』(廃盤)に収録されていた「ARTMAN」がラスト。初期ブラフマンを追体験させてくれたというわけだ。
懐かしさと、感動と、怒号と、笑顔。
ライブハウスの外は、相変わらず平穏な秋の午後だった。もちろんタイムパラドクスなど起こっていない。だけど、この日起こった“事件”は、きっと未来まで語り継がれるはずだ。
なお、このライヴの模様はブラフマンのMySpaceプロフィールで独占公開中だ。
ブラフマン MySpaceプロフィール
http://jp.myspace.com/brahman
BxKxDxNx
彼らはこの寒空の中、みな一様にTシャツ&短パン。音楽業界でいうところの“戦闘”スタイルだ。彼らのTシャツにはある共通の単語が刻まれている。
BRAHMANだ。
彼らは<BRAHMAN MySpace Kick Off Live>に参加するため、高円寺にやってきた。会場は高円寺GEAR。150人も入ったら息もできなくなるような、小さなライブハウス。BRAHMANは、数千人規模の会場を余裕でソールドアウトしてしまうほどのアーティストだ。そんな彼らのライブをこんな濃密な空間で見られるのだ。彼らに気合が入るのも無理はない。
ブラフマン、“伝説のライブ”を目の当たりにした瞬間 ~写真編~
https://www.barks.jp/feature/?id=1000035133
ただならぬ雰囲気の中いよいよ開場すると、狭いライブハウスはアッと言う間に移動する間もないくらいの大混雑となった。異常な熱気が充満する中、あの印象的なSEが流れると一気に会場はヒートアップする。絶叫にも近い歓声を浴びながら登場したブラフマンだが、いきなり一曲目にはその熱気をまずはクールダウンさせるような落ち着いた新曲をプレイ。
じっとかぶりつきステージを直視する観客は、TOSHI-LOWが吐き出す言葉を噛みしめるように聴き入り、続けて既にライブでは何度かプレイされている新曲でグッと暖まると、「逆光」でフロアは爆発する! コブシを振り上げ、大合唱の渦!渦! そして、気付けばギュウギュウのフロアにもかかわらず、モッシュピットが! 近年の楽曲を前半にプレイし、中盤の「FOR ONE’S LIFE」からは定番&名曲の連打で、特に「BASIS」、「DEEP」、「ANSWER FOR…」辺りでは一際大きな歓声と大きなモッシュが…。
そして「See Off」だ。暴動寸前の会場に、TOSHI-LOWがなんとフロアへダイブ&クラウド・サーフを敢行したのだ。危険なほどに盛り上がる観客の頭上を、TOSHI-LOWはマイクを離さず絶叫しながらフロアの最後尾までサーフィンしていく。凄まじい光景に会場が騒然となる中、「時の鐘」を披露してメンバーは無言でステージを去った。月並みな表現ではあるが、これぞまさしく“伝説のライブ”そのものを目の当たりにした瞬間だった。
興奮冷めやらぬ観衆のアンコールに導かれてプレイした「GREAT HELP」、「ROOTS OF TREE」では、先ほどのTOSHI-LOWに触発されてか、我慢していたファンも次々とダイブ(※高円寺GEARではダイブ禁止です)を敢行。さらに予想外の2度目のアンコールでは、「RESULT OF NEXT」、「ARTMAN」をプレイし、酸欠になりそうなほど濃密なライブは幕を閉じた。
感の良いファンの方は気づかれたかもしれないが、この日のセットリストは現在から過去へ、一時的に時間を逆行させるという仕掛けがあった。つまり、1曲目にプレイした新曲から発表年順に徐々に時代を遡り、1st mini Album 『GROPE OUR WAY』(廃盤)に収録されていた「ARTMAN」がラスト。初期ブラフマンを追体験させてくれたというわけだ。
懐かしさと、感動と、怒号と、笑顔。
ライブハウスの外は、相変わらず平穏な秋の午後だった。もちろんタイムパラドクスなど起こっていない。だけど、この日起こった“事件”は、きっと未来まで語り継がれるはずだ。
なお、このライヴの模様はブラフマンのMySpaceプロフィールで独占公開中だ。
ブラフマン MySpaceプロフィール
http://jp.myspace.com/brahman
BxKxDxNx
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