ブルース・スプリングスティーン、世界10カ国初登場No.1

ポスト
ブルース・スプリングスティーンのニュー・アルバム『マジック』が、やはりものすごいことになってきた。先に発売された各国で軒並み初登場1位を獲得してしまった。

全米チャート初登場No.1(10/9付Billboard TOP 200 Albumチャート)、そして全英チャート初登場No.1(10/8付UK ALBUMチャート)はもとより、世界各国10カ国で初登場No.1を獲得したことになる。アメリカ、イギリスを筆頭に、カナダ、オーストリア、デンマーク、アイルランド、イタリア、ノルウェイ、スペイン、スウェーデンだ。

日本盤は10月24日発売。

ブルース・スプリングスティーン本人は、『マジック』を「今回はロック・ミュージックをやるよ。メロディアスでフックの多い曲を書いたんだ。今回書いた曲は、バンド・パワーを大いに意識した。だから、バンドが演奏したらどんな感じになるか楽しみだ」と語っていたが、「ロックン・ロールの未来を見た…その名はブルース・スプリングスティーン」というロック史に残る名言を残したマネージャーのジョン・ランダウは『マジック』をこう評している。

「『MAGIC』はハイ・エナジー・ロックCDである。僕らは74年から一緒にやってきたが、このアルバムに関しての今のブルースほど興奮している姿を見たことがないと思う。このアルバムはEストリート・バンドの比重が非常に大きい。クラレンスの素晴らしい瞬間が幾つもあるし、サウンド的には今までのどのアルバムに比べても、今回はギターがぐいぐい引っ張っている。そして、初期のレコードではとても目立っていたが、最近では見られなかった“ポップ”で、“ロマンティック”なタッチがここにある」

2002年のグラミー受賞/マルチ・プラチナ/全米No.1獲得アルバム『ザ・ライジング』以来5年ぶりのニュー・アルバムだが、全世界で2500万枚以上を記録した『ボーン・イン・ザ・USA』(1984年)以来ともいえるサウンドの復活に、世界中が沸き立っている、一種の躁状態にある。

先に伝えたイーグルスの着うた(「イーグルス、新曲を着うた&着うたフルで先行販売」)の件と同様、ブルースのキャリア上初めてとなる着うた配信は、着うたバージンのおぢさんたちに、いたく刺さる事象なのではないだろうか。

アルバム発売に先駆けて、10月10日から「レディオ・ノーウェア」「リヴィン・イン・ザ・フューチャー」「ガールズ・イン・ゼア・サマー・クローズ」「ロング・ウォーク・ホーム」の4曲が既に着うた(R)、着うたフル(R)で各携帯サイトにて先行配信中となっている。
この記事をポスト

この記事の関連情報