川嶋あい、大切な2つの席を前にして熱唱

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2007年8月20日、川嶋あいのライヴ<Ai Kawashima Concert 2007 足あと>が渋谷のC.C Lemon ホールで開催。ライヴでは、初期のナンバー「どんなときも」から、10月3日発売のニューシングル「幸せですか / スーツケース」まで、全22曲が披露された。

彼女のファンならばご存知のことだろう。毎年、彼女はこの日にメモリアルコンサートを行なう。養父がすでに他界していた彼女にとって、唯一の肉親であった養母を亡くしてしまった日、それが8月20日だ。

この日、川嶋あいは熱唱した。2つの、埋まることのない席に見守られながら…。

ヤマハの音楽配信サイトMySoundでは、同ライヴのレポートが掲載されている。ここでその一部を紹介したい。


■ 2007.8.20 川嶋あい
<Ai Kawashima Concert 2007 足あと@Shibuya C.C Lemon ホール>


客席の1列目より前、ステージの正面に置かれた、客席のシートとは異なる2脚の椅子。開演も近いというのに一向に埋まる気配のないその席は、2階の客席から見る限りどう見ても特別席といった豪華な佇まいではなく、むしろ奥ゆかしいほどの後姿を見せていた。と、代わる代わる人が訪れ、椅子の前に膝をつき、手を合わせていく。今日そこに誰が座るのか。彼女のファンは恐らく知っていたのだろう。

8月20日。川嶋あいが初めてここ渋谷公会堂に立ってから4年目の夏、同じ日。彼女は再びこのステージにあがる。スクリーンには大きな足跡が映し出されていた。

開演。ステージには川嶋ひとり。幕開けは8月20日にしか歌わないという「ガラスの心」だ。仄暗いステージ、そのぽつねんとしたピアノの弾き語りが、この歌に込められた心情を痛いほど表していた。だが、この日の彼女はひとりぼっちではない。バックバンドが登場すると、彼女はステージ中央に堂々と立ち、スタンドマイクを握りしめ、歌った。

■ ライヴレポート全文はMySoundで読めます
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