マルーン5、トヨタ・ヴィッツのTVCM曲に

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脅威のロング・ヒットで日本国内約70万枚を売り上げた1stアルバム『ソングス・アバウト・ジェーン』に続き、2ndアルバム『イット・ウォント・スーン・ビー・ビフォー・ロング』も30万枚を売り上げるという絶好調のマルーン5だが、更なる追い風を吹かせるべく、「ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー」(USでの3rdシングル曲)が、トヨタ・ヴィッツのTVCM曲に起用されることになった。8月28日(火)より全国でCMが約1年間に亘って流されることになる。

ヴィッツといえば、2006年国内自動車販売ランキングで、常時首位のカローラに続く2位を獲得したコンシューマから多大なる人気を誇る車種。過去のCMには宮沢りえ出演で高い好感度を誇ったが、今回は後藤久美子、さらになんとリラックマも登場とのこと。“ヴィッツは人に優しい”=“リラックス”の流れからくるものだが、ゆったりとしたミドルテンポに流れるきれいなメロディとスパイスの効いたアレンジがCMとあいまって、マルーン5の好感度もさらにUP!きっと、アルバムの売れ行きが再加速しますぜ、こりゃ。

ちなみに、マルーン5の代表曲「サンデー・モーニング」もヴィッツのCM曲タイアップだった。CMでの起用によって一気にその知名度を上げたという事実があるが、過去起用された海外アーティストを再度起用する事は、業界内では異例だそうだ。さすがマルーン5、モテ男は違うね。

ちなみにこの「ウォント・ゴー・ホーム・ウィズアウト・ユー」、ドラムとギターのフレーズを聴いて、ピンときたあなた、そう、この曲は、ポリスの「見つめていたい(Every Breath You Take)」のオマージュ作品。彼らも影響を公言しているポリスの不朽の名曲だが、この曲は彼らなりの続編なんだそうだ。

“ボクのソングライターとしての目標はずっとポリスの「見つめていたい」の続編を書くことだったんだ。あれは、ポリスのオマージュ曲なんだよ。彼の精神を受け継ごうとしているんだ”と、ボーカルのアダム。元々はフィル・スペクターやブライアン・ウィルソンなどが作り出す、甘いサウンドの楽曲だったのが、バンドで合わせているうちに、バンド全員が共通で影響されている、ポリス風のサウンドに変化していったらしい。

CMで使用される部分は、最も盛り上がるサビの部分だが、まさしく「見つめていたい」を髣髴とさせるような曲全体の構成を味わうべく、アルバムからじっくりと聴き込んで欲しい。

全曲試聴はオフィシャルサイトにて
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/maroon5/disco.php

なお、絶好調のマルーン5は、レーベル移籍問題により製造中止となっていた旧譜が、10月3日にユニバーサル ミュージックから復活発売となることになった。お財布の都合を付けておこう。
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