最悪なリリック、トップ10

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BBCのデジタル・ラジオ局6ミュージックが、一般投票によって選ばれた“最悪なリリック・トップ10”を発表した。見事(?)1位に輝いたのは、DES'REEの'98年のヒット曲「Life」。レイザーライト、オアシスなども選ばれている。

内容自体が“?”なものあるが、無理やり韻を踏もうとして失敗したものも多数。DES'REEの曲は“Ghost”“Most”“Toast”を組み込み、韻を踏んだはいいものの、「幽霊は見たくない。それが私の最も恐れていること。トーストを食べてるほうがまし。夜のニュース(番組)を見てるほうが」と意味は支離滅裂になってしまった。

2位のスナップも同じく、“Cancer”と“Dancer”を合わせたため「俺はカンサーのように真剣だ。リズムはダンサーだって言うときは」とヘンテコな歌詞になってしまった。

しかし、レイザーライトはこの例にあてはまらない。「そして彼女に会った。名前を訊かれた。それを教えた」では、芸がなさすぎるかもしれない。オアシスの「Champagne Supernova」は、ハイになったときの歌なのでつじつまが合わなくてもよさそうなものだが、7位に選ばれてしまった。

6ミュージックのリスナーが選んだ<Taxing Lyrical Top 10(ヒドイ歌詞トップ10)>は以下の通り。

1.DES'REE「Life」
2.スナップ「Rhythm Is A Dancer」
3.レイザーライト「Somewhere Else」
4.ABC「That Was Then But This Is Now」
5.U2「Elevation」
6.TOTO「Africa」
7.オアシス「Champagne Supernova」
8.デュラン・デュラン「Is There Something I should Know?」
9.ヒューマン・リーグ「The Lebanon」
10.ブラック・サバス「War Pigs」

歌詞ではなく、リズムやメロディを重要視するアーティストは多い。しかし、リリックだけを取り出すと、確かに「???」と思ってしまうものも。ABCにいたっては、「文句は言えない。不満に思うべきじゃない。アップル・クランブル(お菓子の一種)をもう1つどうぞ」と言ってのけた。こういう歌詞の対訳をしなくてはならない人は、ほんとうに大変だ。

Ako Suzuki, London
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