宇多田ヒカル/Utadaの魅力が満載!ツアーレポ

ツアーも後半へとさしかかったこの日、今までの公演でさらにパワー・アップした姿を見せてくれた彼女。歌声はさらに伸びやかになり、ライヴの醍醐味である一瞬一瞬の表現力といった部分も各曲で楽しませてくれた。また、彼女の夫である紀里谷和明氏が手掛ける大掛かりな演出の立ち回りや、ベテラン揃いのバック・バンドの演奏も呼吸がピッタリだ。ステージ全体の一体感が強まり、素晴らしいショウの完成形がそこにはあった。

6年間という時間を凝縮しただけに、あらゆる顔を持つステージとなった今回。「SAKURAドロップス」などでは美しい映像と合わせて、息を呑むほどピュアな世界を表現し、かと思えば”Utada”として全米リリースされたアルバム『EXODUS』収録の「Devil Inside」などではとてもシリアスでダークな面も見せた。さらに「traveling」や「Keep Tryin’」などで観るポップでカラフルな世界も表現され、彼女が持つ七色の個性や無限の魅力が十分に発揮されたライヴとなった。

Photo by 加納亜紀子
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