ライブ・エイドならずライヴ・エイトを開催?

ポスト
この夏、ライヴ・エイドならず<ライヴ・8>と呼ばれる大規模なコンサートが計画中だといわれている。主催者の1人であるはずのボブ・ゲルドフは「ただの噂」と素っ気ないが、彼のスポークスマンは確かにそういった話が出ていることを認め、「今週ライヴ・エイド・トラストとプローモーターが話し合った結果、開催するかどうか決まる」と話している。

コンサートのタイトルは、7月にスコットランドで開かれる“G8サミット”にちなんだもの。サミット直前にコンサートを開き、アフリカで起きている飢饉に対し支援金を送るよう各国の首脳陣にプレッシャーをかけるのが目的だという。

サミットは7月6日にスタートするが、もし開催者の意見がまとまればコンサートは7月2・3日の週末にロンドンのハイドパークで実現しそうだ。例年この時期、ハイドバークではチャールズ皇太子とキャピタル・ラジオが主催する<Party In The Park>が開かれており、すでにこの週末は同フェスティヴァルの予約が入っている。しかし、<Party In The Park>の主催者は、<ライブ・8>のためなら喜んでこの日程を譲ると申し出ている。

<ライヴ・8>は大物アーティストを集め、サミットの参加国にアフリカへの救済が必要なことを訴えたいと考えている。ライブ・エイドと違い、コンサートはスポンサーの協力を得、無料で開かれる予定だという。同イベントの関係者は『The Sun』紙にこう話している。「ブッシュ(米大統領)やブレア(英首相)、それに世界で力を持つ他の国々の首脳にアフリカへ支援金を出すよう仕向けるには最良の方法だと思う。今回はライブ・エイドと違って、客に金を寄付するよう頼んでるんじゃない。各国のリーダーがサミットで行動を起こすよう、みんなに要請して欲しいんだ」

すでに、U2、コールドプレイ、マドンナらに出演を依頼しているとも言われており、イベントの実現を望む声が高まっている。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報