ザ・フー、新作のリリースが遅れる

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ザ・フーの23年ぶりとなる新作のリリースが遅れるようだ。昨年、ギタリストのピート・タウンゼントは、今年の春か夏の初めにはニュー・アルバムを発表する予定だと語っていた。しかしながら、ファンはもう少し待たなくてはならないようだ。

タウンゼントは、自身の公式サイトpetetownshend.co.ukに以下のようなメッセージを掲載した。「ザ・フーのニュー・アルバムは遅れてる。キャンセルされたわけじゃない」。また、これまでザ・フーのツアーに参加してきたドラマーのザック・スターキーがオアシスのツアーに出演するため、当分の間はザ・フーのコンサートも開けないと明かしている。

タウンゼントは、年内は別のプロジェクトに忙しく、ザ・フーの活動はないだとうという。「ニュー・ストーリー“The Boy Who Heard Music”のための音楽をレコーディングしなくてはならないし、その後は自伝を完成させなくてはならない。悲しいことに、今年予定していたザ・フーの活動は延期せざるをえない」。

タウンゼントは「スタジオではものすごくゆっくり」作業しているが、ロジャー・ダルトリーはすでに「何曲かで大雑把に」ヴォーカルをレコーディングしたという。

一方、そのダルトリーがガンに苦しむ若者を支援し、毎年主催しているチャリティ・コンサート<Teenage Cancer Trust>が4月4日から5日間、ロンドンのロイヤル・アルバートホールで開かれる。今年はフランツ・フェルディナンド、キーン、エリック・クラプトン、ロバート・プラント、UB40らが出演する。

Ako Suzuki, London
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