バンド・エイド、こぼれ話 パート2

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●ポール・マッカートニーは、2時間のレコーディングに心底疲れ果ててしまったようだ。ベースを2時間弾きっ放しだった彼は、最後に「もういい、もうやらない、終わりだ」と言い放ったという。このドラマチックな瞬間はフィルムに収められており、プロデューサーはプロモーション・ビデオのラスト部分に使用しようかと考えている。

●キーンのトム・チャップリンは、スタジオでダークネスと対面するのを怖がっていた。チャップリンはこの夏のフェスティヴァル<T in The Park>でヘッドラインを務めたダークネスを“アホ”呼ばわりし、彼らから“寄宿学校(富裕層の通う私立校)出身のションベン垂れ”と言い返されていた。しかしこの日の対面はフレンドリーなものだったようだ。チャップリンは「抱き合ってお互い水に流した」と話している。

●レコーディングで使用されたドラム・キットに参加アーティスト全てのサインが記されたという。この貴重なドラムは、この後オークションに出品される予定。売り上げはもちろん、バンド・エイド財団に寄付される。

●シングルは、本国UKだけでなくアメリカでの発売も決定した。UKと同時期(11月29日)にDef Jamからリリースされるという。

●ダウンロード版では、ロック・バージョン、ポップ・バージョンなどいくつかの別バージョンが登場するらしい。ロック・バージョンでは、ダークネスのジャスティンのヴォーカルをフィーチャー、ポップ・バージョンではウィル・ヤングやバステッドをフィーチャーしているという。

Ako Suzuki, London
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