トラヴィス、イーノが新作をプロデュース

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トラヴィスが、現在制作中のニュー・アルバムについてXFMに話をした。新作には、元ロキシー・ミュージックのメンバーで、トーキング・ヘッズやU2のアルバムで有名なプロデューサー、ブライアン・イーノが参加しているという。

バンドは間もなくベスト・アルバム『Singles』を発売する予定(日本発売10月27日)だが、フロントマンのフラン・ヒーリィはこの“ベスト”の意味することが果たして本当に彼らの最頂点なのか、次作を聴くまで判断しないで欲しいと語っている。「このベスト盤がバンドの死を意味するのか、次のアルバムまで判断するのを待って欲しい。俺達、7月からマイク・ヘッジズ(ザ・キュアー、マニック・ストリート・プリチャーズのプロデューサー)、ナイジェル・ゴドリッチ(レディオヘッド、ベックのプロデューサー)、ブライアン・イーノと一緒にスタジオ入りしてるんだ。結構、いいアルバムになると思うんだよね」

ヒーリィは、ニュー・アルバムではバンドの売り物であるメロディをさらに強化していると付け加えた。「いい音出してるよ。俺達の強みであるメロディは、今までに聴いたことないようなものだし、歌詞にも意味がある。イーノとは、みんなでリビング・ルームに座わりながら、誰かが何か始めるとみんながそれに従うって調子でやってるんだ。メロディックなものから始まって、スペース・ロックに移行するって感じだよ。ちょっとクレイジーかもね」

バンドは、エキセントリックでカリスマ的なイーノと仕事をするのが楽しくて仕方ないらしい。ベーシストのダギー・ペインは、「彼は素晴らしい! こんなにインスピレーションを受ける人には会ったことない」とべた褒めしている。ヒーリィは、アルバム制作はまだ初期段階だとことわったが、すでにイーノと共に14曲を制作したと話している。

バンドは、全英の小規模な会場を回ったクラブ・ツアーを終えたばかり。10月18日にベスト・アルバム『Singles』からの1stシングル「Walking In The Sun」をリリースした。

Ako Suzuki, London
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