<FRF'04>赤と白のパッションがグリーンステージを燃え上がらせた! ホワイト・ストライプス
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ドラム、ギターはもちろんステージの上のアンプ、鍵盤まで赤と白に塗られたセット。照明も赤をベースにしたものだ。そんな、赤と白の世界の中、ジャックの圧倒的なギター・プレイ、そしてハイテンションにも関わらず表現力豊かなヴォーカルを中心にステージは進んでいく。昨年の来日こそSHIBUYA-AXではあったが、海外フェスではヘッドラインを務めるだけあって、若さに似合わぬ大物感が漂っている。
独特のグルーヴを刻むメグと、ときに姉弟とは思えない濃厚な視線の絡み合いを見せながら、“これがロックだ”と言わんばかりの圧倒的なライヴを見せる。特に「SEVEN NATION ARMY」は、フジロック出演のクラブ系アーティストがサンプリングしまくっていただけあって浸透度は抜群。ホワイト・ストライプスを知らないと思われるオーディエンスをも巻き込んで大歓声&スタンディング・エリア中が踊りだす異常な盛り上がりとなった。そして「SEVEN NATION ARMY」でアゲるだけアゲまくると次の曲はしんみり「JOLENE」でオトすという演出つき。本編ラストの「HARDEST BUTTON TO BUTTON」もかなりアツかった。
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ギターとドラムのみという変則的なバンド構成、あまりにも個性的なサウンドから、ロックファンの中にも“ちょと苦手……”なんていう人も多いストライプスだが、このフジロックのステージで確実にファンを増やしたに違いない。
<セットリスト>
8/1@GREEN STAGE
BLACK MATH~TV EYE (THE STOOGES:30SECS)
DEAD LEAVES AND THE DIRTY GROUND
LET'S SHAKE HANDS
LITTLE BIRD
SEVEN NATION ARMY
JOLENE(DOLLY PARTON)
SHOO FLY
HEY LITTLE APPLE BLOSSOM
ASTRO
JACK THE RIPPER
I THINK I SMELL A RAT
THIS PROTECTOR
WE ARE GOING TO BE FRIENDS
OFFEND IN EVERY WAY
HOTEL YORBA
BALL AND BISCUIT
CANNON
JOHN THE REVE LATOR (TRADITIONAL)
THE BIG 3 KILLED MY BABY
LOOK ME OVER CBOSELY (T.GILKYSON)
I JUST DON'T KNOW WHAT TO DO WITH MYSELF (B.BACHARACH)
HARDEST BUTTON TO BUTTON
【ENCORE】I FOUGHT PIRANHA
LET'S BUILD A HOME
GOING BACK TO MEMPHIS(MERRY+JUNE)
(suepyon)
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