<FRF'04>UK勢に挟まれながらもアジカン熱いライヴ

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スノウ・パトロールの後は同じステージでズートンズを見たかったせいもあり、その流れでレッドマーキーでASIAN KUNG-FU GENERATION(以下アジカン)を見る。

昨年のアルバム『君繋ファイブエム』が大ヒットし、ヒットシングルも連発しているアジカンだけど、彼らは実は去年もフジロックに出演している。もっとも新人向けのステージ『ROOKIE A GO GO』(ちなみにこのステージはチケットも必要ないメインゲートの外に設置されている)で、それも深夜の出演だったから、レッドマーキーでこの時間(15:10)の出演は大出世! こうして若いバンドが世に羽ばたいて行く瞬間が目撃できたりするのも、フジの醍醐味の一つだ。先日は武道館公演を行なった彼らだけに、レッドでは小さすぎるのでは? と入場規制が心配だったけど、そこはフジらしく、ほかのステージにも適度に人が分散しており、超混雑という程でもなかった。

実際ライヴが始まってみると若いファンを中心にまさに夏フェスらしい盛り上がり。途中、後藤(Vo)はMCで武道館公演の際、アルバイトの警備員に楽屋に入れてもらえなかった話などを披露し、観客を沸かせた。ヒットシングルを散りばめたセットリストはノンストップの展開だった。やや演奏のパワー不足と楽曲のバリエーション不足を感じないでもなかったけど、そこは若さと勢いでカヴァーし、熱狂するオーディエンスとともに、ラストの「君という花」まで文字通り疾走したのだった。

<セットリスト>
7/30@RED MARQUEE
サンデイ
フラッシュバック
未来の破片
ループ&ループ
夏の日、残像
アンダースタンド
N.G.S
リライト
羅針盤
君という花

(suepyon)
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