ライヴ・エイドが復活

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'85年にエチオピアの飢餓を救うため開かれたチャリティ・コンサート『ライヴ・エイド』が、来年復活するという。今回は、バンド・エイドの発案者ボブ・ゲルドフではなくU2のフロントマン、ボノが指揮を執り、第三世界の負債問題を緩和することを目的に行なわれる。

『The Sun』紙は、ブレア英首相がこのイベントに全面協力する予定だと報道している。政府関係者は「前のイベントより大きく素晴らしいものになるはずだ」と話している。

コンサートは来年の夏、ロンドンのハイド・パーク、もしくは昨年ロビー・ウィリアムスが大規模なコンサートが行なったネブワースで開催されることになりそうだ。また、コールドプレイやレディオヘッド、オアシス、ロビー・ウィリアムスといったビッグ・アーティストに出演を依頼する予定だという。

ライヴ・エイドは、'84年、エチオピアの大飢餓の惨状にショックを受けたゲルドフが、当時の人気アーティストらを集めスーパー・ユニット『バンド・エイド』を結成したのが発端。U2やジョージ・マイケル、デュラン・デュラン、スティング、カルチャー・クラブなどそうそうたるメンバーが参加したこのスーパー・グループは、チャリティ・シングル「Do They Know It's Christmas」をリリース。これが世界中でヒットし、翌年の夏には更なる豪華メンバーを迎えて大規模なチャリティ・コンサートが開催された。

しかしNME.comによると、ゲルドフは来年の『ライヴ・エイド』に関わるつもりはないという。ゲルドフは「そんなことをしても、アフリカの貧困問題を救おうと努力する人たちの足並みを乱すだけ。それでも首相がライヴ・エイド第2弾をやるっていうなら、まあ頑張って欲しいもんだね」

『The Sun』紙は、間もなくイベントについての正式な発表が行なわれる予定だと報道している。

Ako Suzuki, London
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