グラストンベリー・フェスティバル、2021年の開催も断念

英グラストンベリー・フェスティバルの主催者は1月21日、2020年に続き2021年の開催も中止すると発表した。
主催者のマイケル&エミリー・イーヴィス親子は、「大変残念ですが、今年のグラストンベリー・フェスティバルの中止を告知せねばなりません。またしても私たちにとって強制的な休閑の年となります。私たちは全力を尽くしてきましたが、今年フェスティバルが開催できないのは明らかとなりました。皆さんを失望させてしまい、申し訳なく思っています」との声明を出した。
支払い済みのチケットの手付金は2022年に繰り越せるという。
With great regret, we must announce that this year’s Glastonbury Festival will not take place, and that this will be another enforced fallow year for us. Tickets for this year will roll over to next year. Full statement below and on our website. Michael & Emily pic.twitter.com/SlNdwA2tHd
— Glastonbury Festival (@glastonbury) January 21, 2021
グラストンベリー・フェスティバルは2020年に開設50周年を迎えるはずで、ケンドリック・ラマー、ポール・マッカートニー、テイラー・スウィフトのヘッドラインが発表され、13万枚以上のチケットが売り切れていた(手付金の支払いが済んでいた)が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開催3ヶ月前の3月に中止を決定。2021年には状況が好転し、開催できることを願っているとされたが、叶わなかった。
マイケル・イーヴィス氏は昨年6月の時点で、「来年(2021年)はやらねばならない。そうでなければ、我々はまじめな話、破産するだろう。実現しなくては。さもなければ終わってしまう。さらに1年は待てないと思う」と、経済的に苦しい状況にあることを明かしていた。
Ako Suzuki