ブライアン・メイキース・フリントを追悼

2019.03.06 10:45

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多くのミュージシャンやファン、メディアがザ・プロディジーのフロントマン、キース・フリントの死を偲ぶ中、クイーンのブライアン・メイからも追悼の言葉が寄せられた。

◆ザ・プロディジー画像

「キース・フリントが亡くなったと知り、とても悲しい。プロディジーが“Firestarter”をリリースしてすぐフェスティバルでプレイしているとき、僕はバックステージにいた。僕は彼らの作品に衝撃を受けており、彼らのショウの激しさは素晴らしいものだった。でも、キースのパフォーマンスの中に怒りがあるのを感じ、なんとなく、彼は僕ら──クイーンなどを嫌っているんだろうと推測した。それで、僕は機材が変更されている間、ステージの反対側にいる彼を目にしたとき、敬意を表し、ただうなずいたんだ。彼はすぐに駆け寄り、あのウェインズ・ワールドのふざけた会釈をしてみせた。そして、5分にも渡り、彼がどれだけ僕らの音楽を愛し、それが彼の人生にどれだけ影響を与えたか、とても熱心に僕に語ってくれた。その後、僕の彼に対する見方は大きく変わった。彼らの作品をさらに楽しむようになった! でも、それが彼と交した唯一の会話だ。まだ勢いのある年齢で、自らの命を絶とうとするところに達するなんて、ものすごく悲しい。現代社会の悲劇だ。RIP キース」

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Very sad to hear of the death of Keith Flint. I was backstage when Prodigy were playing a festival soon after ‘Firestarter’ came out. I was knocked out their records and the intensity of their show was awesome. But, feeling a lot of anger in Keith’s delivery, I somehow assumed he would hate us – Queen, etc. So I just nodded in respect when I saw him at the other side of the stage while the gear was being changed over. He ran straight over and did that Wayne’s World tongue in cheek bowing thing, and then spent a good five minutes telling me very warmly how much he loved our music and had been inspired by it in his life. After that, I perceived him very differently. And I enjoyed their records even more ! But that’s the only conversation we ever had. How horribly sad that he got to the point of taking his own life at an age when he was still so potent. A tragedy of modern life. RIP Keith. Bri

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フリントの人柄を偲ぶ声は「You’re Beautiful」(2005年)のヒットで知られるジェイムス・ブラントからも上がっており、彼は、「数年前のQアワーズで、ノエル・ギャラガーは僕がイビザ島に引っ越したがゆえ、そこから離れると言い、デーモン・アルバーンは僕と一緒に写真に収まることを拒否し、ポール・ウェラーは僕と共作するくらいなら自分のクソを食うと言っていたとき、キース・フリントが来て、僕をハグし、僕の成功をなんて喜ばしいことだと言ってくれた。キース、一度しか会ったことはないが、あなたの訃報に涙した。僕らの業界では、親切であることに賞はない。でも、もしあったとしたら、そのグラミーはあなたのものだ」と、哀悼の意を捧げている。

プロディジーは火曜日(3月5日)、この先予定されていた公演(ツアー)を中止すると発表した。

Ako Suzuki

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