【連載】「藤田麻衣子の恋愛相談室」 case39〜フェードアウトという一つの答え〜

こんにちは。シンガーソングライターの藤田麻衣子です。
「藤田麻衣子の恋愛相談室」ということで、みなさんといろんな恋愛話がしたい!というこの連載。今回もたくさんのおたより、ありがとうございます。
前回はみなさんのおたよりから「私ってあなたの何?」について恋愛話をしました。
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ペンネーム:奈都(香川県/女性)
つい1カ月前、彼に振られてしまいました。この人のためなら、この人となら、なんだって頑張れる……そんな相手でした。
突然別れてほしい、とメッセージが来たのですが彼の考えや別れたい理由を聞くために会いに行きました。新しい生活が始まったばかりで、お互いの空いている時間が合わず会えない日が続いていたことは自覚していましたが、こんなことになるとは……とショックでした。彼は「会いたい、会わなきゃという気持ちと一人になれる時間がほしいと思う気持ちとがごちゃごちゃになってしまった、別れたことに後悔するかは別れてみなければわからないから」「このことを考えることに疲れてしまった」と言っていました。
彼は一つのことにとらわれることが苦手な人です。ここで別れたくないと駄々をこねても嫌われるだけだと思い、今までの感謝を伝えると彼は「身勝手な理由でごめん」と涙を流しました。長く付き合えると思った相手だったとも話していました。じゃあなんで!とはちょっぴり思いました(笑)。
1カ月経ちましたがわたしは彼のことが変わらず好きです。出来る事なら復縁したいと思っています。わたしはもう一度彼を追いかけていいのでしょうか? 麻衣子さんは復縁に対してどんなイメージをお持ちですか? 麻衣子さんならどうなさるのか、また麻衣子さんの考えをお聞きしたいです。
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藤田麻衣子
復縁については、がんばれば戻ることはできると思うけど、戻っても結局うまくいかない……というイメージですかね。私の場合はですけどね。
彼が涙を流したり、長く付き合えると思ってたと言ったことに関しては、男女逆転して考えてみれば、女性はだいたい自分から別れる時でも泣いたりしますよね。でも気持ちはもう決まっている。
だから、冷たく突き放されようが、涙して未練がありそうにサヨナラを言われようが、結局は「身勝手な理由でごめん」がはっきりとした彼の答えなんじゃないかなと思ってしまいました。
追いかけたければ、追いかけるのもいいと思います。そういう時、私の場合は追いかけても無理だと感じるばかりで虚しくなって、自分で気づいて前に進めたことがありましたよ。
または、追いかけようもなかった時は、忘れるために新しいことにチャレンジしてみたこともあったし….どちらにしろ悲しくて虚しくて苦しい期間でした。失恋とはそういうものです。
少し離れたり、会えない日が続くくらいじゃ壊れないような恋愛が、奈都さんの未来にちゃんと待ってるんじゃないかなぁ……。







