ナイル・ロジャース「ジョージ・マイケルの新曲、複雑な心境で当たり前」

木曜日(9月7日)、故ジョージ・マイケルが80年代に制作した曲「Fantasy」のリワーク・ヴァージョンが公開された。
曲を手掛けたナイル・ロジャースは、ファンからの複雑な心境との反応に「複雑な想いを持つべきだ。僕の心は誰のものより、その何と言ったらいいかわからない感情に引きずり込まれた。涙、不確かさ、幸福感 & #LOVE」とつぶやいた。
You SHOULD have mixed feelings. No one’s heart was dragged through emotional ambiguity more than mine.Tears, uncertainty, happiness & #LOVE https://t.co/8cX4efAX1o
— Nile Rodgers (@nilerodgers) 2017年9月7日
「Fantasy」は1990年、アメリカ/オーストラリアでのシングル「Freedom ‘90」のB面としてリリースされ、その後、2011年に『Faith』のリマスター盤に収録された。新ヴァージョンはオリジナルとはずい分違い、ファンキーなものに仕上がった。ナイルは「セックス、ファンク、ファビュラスに満ちたリワーク」とのレビューをツイートしている。
George Michael’s new single Fantasy – a rework full of sex, funk and fabulousness https://t.co/VNbnrbg346
— Nile Rodgers (@nilerodgers) 2017年9月7日
新ヴァージョンが木曜日朝、BBCラジオ2でプレミアされた際、ジョージのマネージャーだったデイヴィッド・オースティンは、曲がリワークされた経緯をこう説明したという。「“Fantasy”はもともと『Listen Without Prejudice』(1990年にジョージが発表した2枚目のソロ・アルバム)に収録し、アルバムからのシングルとしてリリースするはずだったんだ。でも、どういうわけか、どちらも実現しなかった」
ジョージは亡くなる前、その『Listen Without Prejudice』のリイッシュー盤に取り掛かっており、「Fantasy」を聴き直していて、シングルになるかもしれないと考えたそうだ。「ジョージは、2016年初め、彼のいい友人であるナイル・ロジャースに電話した。彼らはいつも、同じ音楽の言語で話していた。それで、ナイルがこの曲をリワークしたんだ」
シングル・カットされた「Fantasy」の新ヴァージョンは、10月にリリースされる『Listen Without Prejudice/MTV Unplugged』に収録するという。
Ako Suzuki