トム・モレロ「クリス・コーネルが作ったリフは弾くのが難しい」

トム・モレロが、オーディオスレイヴで活動を共にしたクリス・コーネルに関し、ギタリストとしての彼について語った。
『Music Radar』のインタビューで、「クリス・コーネルのギタリストとしての才能は表立って評価されることはなかったが、彼のギター演奏から学ぶことはあったか?」との質問に、モレロはこう答えた。「彼には、型破りだが素晴らしいソングライティングの才能があった。ちょっとザ・ビートルズ風で、ちょっとブラック・サバス風でもあった。でも、彼には型にはまらない、独特のグルーヴがあり、それが本当に興味深かった。オーディオスレイヴの曲のいくつかで、彼はコードプログレッションに貢献してる」
「僕にとって、オーディオスレイヴの曲をプレイする際、最も難しいパートの1つが“Like A Stone”のブリッジだ。あれは、クリスのコードだった。僕が思いつくようなものではないんだ。彼は、すごくユニークなコード進行で美しい音楽を創り上げる。そして、その上にゴージャスなメロディを織りなす。いまでも、クリスを追悼し“Like A Stone”をプレイするとき、僕はステージでカンニング・ペーパーが必要なんだよ。あのブリッジをめちゃくちゃにしないようにね(笑)」
また、モレロはこのインタビューで、オーディオスレイヴの未発表曲があり、いつか公開したいとも話した。
モレロは現在、そのオーディオスレイヴ(/レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)のティム・コマーフォードとブラッド・ウィルク、パブリック・エナミーのチャックDとDJロード、サイプレス・ヒルのB=リアルと結成したプロフェッツ・オブ・レイジで活動中。9月15日にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムを発表する。
Ako Suzuki







