【インタビュー】ケツメイシ、15周年ライブで「続けていくことの意味とか大切さをあらためて感じた」

■自分に何かを得られる楽曲ってのを
■うちのファンは求めてるんですよね。
―当日は、今回はファンからの投票で集められたセットリストとでしたが、投票の結果をご覧になられていかがでした?
RYOJI:いや~意外でしたね。自分たちがなんとなくイメージしていたものと違ったのでびっくりしました。
―どんなイメージだったのですか?
RYOJI:もっと明るい曲が入ってくると思っていたんですよ。そういえば「君にBUMP」とか入らなかったですね。意外とバラードタイプのおとなしい曲が多かったので、野外ライブだったので選曲にちょっと戸惑いましたね。
―ライブとなるとまたちょっと違いますもんね。どうしてランキングに入らなかったんだろうって思った曲はありましたか?
DJ KOHNO:売上的には一番ヒットした「さくら」が入ってなかったんですよね。
大蔵:そうなんですよ。なのになぜか「ビールボーイ」が1位っていう(笑)。
―1~3位が全部シングル曲ではなくアルバム曲からのランクインでしたね。「ビールボーイ」、「ライフ イズ ビューティフル」、「幸せをありがとう」っていう。
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RYOJI:なんていうか、自分に何かを得られる楽曲ってのをうちのファンは求めてるんですよね。「君にBUMP」とかシングルだけど何言ってるか意味わかんないですもんね(笑)。
RYOJI:だから『KETSUNOPOLIS 10』収録の「ディスコ☆部長」も心配だよね(笑)。
大蔵:ディスコなのに最後カラオケ行っちゃうからね。
RYOJI:誰なの? ディスコ部長って(笑)。
―MCでもおっしゃられてましたけど、今回の選曲で表されていることって、オーディエンスの人生の中でどれだけ思い出に残っている曲ランキングだったと思いますね。
DJ KOHNO:DJイベントの時にファンの方とよく話すんですけど、割と順当に感じました。最近はライブの最後は「カーニバル」が定番なんですよ。「ビールボーイ」は、けっこうお預けでしたから“頂戴、頂戴”ってなってたのが強かったんでしょうね。でも「トレイン」が入らなかったの意外だなって思いました。あと今年リリースした「友よ ~この先もずっと…」が、短期間でしっかり11位に入ってきてくれたのは嬉しかったですね。
―ライブを観てどんどん「友よ ~この先もずっと…」が育ってきてるなって思いました。キッズ世代にも浸透した、まさにヒット曲ですよね。そして当日はランキングに織り交ぜてスポンサー枠というアイデアだったり、自己推薦枠があったのも素敵だなって。
DJ KOHNO:あれ面白かったなあって思いますよ。説明無いと、リクエストライブなんじゃないのっていやらしい部分に受け取っちゃう人もいるじゃないですか? でもこっちからスポンサー枠ですよって宣言してるし、これ歌いてえんだもんって自己推薦枠っていうね。
RYOJI:ほんとお客さんもスポンサーを大事にして欲しいよね。
一同:(笑)。
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DJ KOHNO:スポンサーいないと大きなライブできないですからね。そこは理解してもらわないとね。あれ、誰でしたっけ? RYOJIくんでしたっけ、スポンサー枠で入れちゃえばいいんじゃないの?って言い出したの。今年の曲とかなかなかランキングには入りづらいだろうから、いいアイデアだと思いましたもん。
―モニターに表示されたとき、こうきたかって感動しました。
大蔵:なんか、突っ込まれる前に答えを出しとく、みたいな(笑)。
―自己推薦枠で「花鳥風月」も披露されましたね。
RYOJI:沖縄のライブではよく歌っているんです。やっぱり野外だとすごい気持ちいいんですよ。沖縄まで来られないファンの方もいらっしゃったり、チケットもプレミアで意外と取れないので、一度野外で体験して欲しいなと思っての自己推薦枠選曲でした。
―なるほど。あと日産スタジアムならではの演出として、ライブタイトルにもつながる“ぶっかけ放水”企画にも度肝を抜かれました。
RYOJI:あれは僕らじゃない、スタッフが考えてくれたんです。すごいですよね。
大蔵:タイトルに“ぶっかけ”が入ってたから、ああなったという(笑)。
RYOJI:でもあれ、濡れすぎたら怒られるよね…。
―ステージから見てるとどんな見え方だったんですか?
大蔵:痛快でしたよ。すごい高さまで飛んでいましたから。まぁ、濡れても大丈夫なように、ぶっかけ席という名前で、“あなたたちが座りたいって言ったんでしょ”みたいなリスク回避しました(笑)。
―ほかにもスタジアムで風船が飛んでいくシーンもとっても綺麗な光景でした。演出面でこだわられたポイントは?
RYOJI:ツアーでの演出は凝ったことをやるんですけど、今回の日産スタジアム公演の裏テーマが“大カラオケ大会”だったんですよ。歌詞を出したりランキングで選曲を決める流れもありましたからね。







