デヴィッド・バーンとファットボーイ・スリムのミュージカル、ロンドンで上演

元トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンとファットボーイ・スリムが2010年に制作したコンセプト・アルバム『Here Lies Love』をもとにした同名のミュージカルが、この秋、ロンドンで上演されることが決まった。
フェルディナンド・マルコス元フィリピン共和国大統領の未亡人、イメルダ夫人の人生を取り上げたこのミュージカルは、2013年春、NYの劇場Public Theaterで初演。5月に同劇場で再演されるほか、10月にロンドンのNational Theatreで上演されることが発表された。
『Here Lies Love』は着席して観劇するのではなく、参加型のミュージカル。客席にせり出したステージの横、オーディエンスはキャストと一緒に歌ったり踊ったりできる。DJもおり、会場がディスコに様変わりすることもあるようだ。バーンは「上演し続けたかったんだ。でも、ショウの性質上、通常の劇場ではできない」と『The Hollywood Reporter』に話している。
『Here Lies Love』はオフ・ブロードウェイの作品に贈られる<Lucille Lortel Awards 2014>で11部門にノミネート。主演女優賞、コスチューム・デザイン、ライティング・デザイン、サウンド・デザインの4部門を受賞した。
Ako Suzuki, London







