河村隆一、2年ぶりのアルバム『Life』は、SUGIZOやINORANも参加の大人なロック作品

約2年ぶりの発売となる河村隆一のニューアルバム『Life』が9月11日に発売され、初日のオリコンデイリーランキングもベスト10入りするなど好調だ。
本作は「LUNA SEAのRYUICHIとソロ・河村隆一の間くらいの感じでレコーディングしたロックをテーマにしたアルバムです」と、本人が言うように、良質なバンドサウンドをベースに、決してビート感やエッジの効いた大音量だけが目立つわけでもない、大人なアプローチのロック作品。LUNA SEAの盟友SUGIZOとINORANもそれぞれ楽曲提供するなど、より幅の広い、表現の増した楽曲群が収められた。
「ロックバンドやっても、どうせいまの時代に金持ちなんてなれない、愛車は山手線で十分、贅沢して生きることってそんなにカッコいいことじゃないよねみたいに、最初からどこか人生諦めてるマインドを何とか切り崩したいんです。それで、アルバムのタイトルチューンでもあるこの曲で“そんなことないんだよ。まだまだ楽しいことあるし、大人が考えてる以上に君らは奇跡を起こせるんだよ”と。そういうことをアルバムを通して僕はすごく伝えたいんですよね。」── 河村隆一
BARKSのインタビューでもそう瞳を輝かせながら語っていた河村隆一だが、実は機材マニアな一面も持っている。「凝り性なんです。それが仕事にも出てるだけ、いい音ってなんだろうって追い求めていろいろな機材やマイクにいきついただけです。」と、彼のセルフスタジオには実際によく使うというヴィンテージマイクがいくつも保管されているという。
そんな環境で丁寧に練れこまれた完成したアルバム『Life』。繰り返し聴くことで新たな発見がいくつもあるはずだ。







