R&Bシンガーソングライター、ジェイシー、ついに日本デビュー

アトランタ出身のR&BシンガーソングライターJustin Crowderことジェイシー(JC)の日本デビューアルバム『Encore』が1月18日にリリースとなった。
2011年5月にリリースとなったアルバム『Earcandy』は海外で絶賛となり、R&Bファンの間ではなぜ日本で大きく扱わないのかと問い合わせが殺到したというジェイシーだが、ついに日本デビュー作となったアルバム『Encore』は、『Earcandy』に新曲3曲を加えた日本独自盤となるものだ。
デビューシングルは日本でのセールスが好調だった「Atozzio」とSTAR BASEがプッシュするプロデューサー・チームT-タウンが手掛けた王道のR&B「Pride Of A Man feat. アタージオ」だ。他、シングルより人気がでそうな美メロ・バラード「HWY 2 Luv」や、R&B好きの間で話題になったセツナ系ラブソング「Change Shoes」、ジャネット・ジャクソン「Escapard」をサンプリングした「Hold Me Down」…と、甘いサウンドがぎっしりと詰め込まれた作品だ。
「日本のみんな、俺の名前はジェイシーっていうんだ、よろしく!俺はとても穏やかなタイプで、いいヤツだよ。時々いいヤツすぎるって言われるんだ(笑)あと、とっても面白いんだ。いつも友達の前ではコメディアンでいるんだ。そしてもちろん、音楽が大好きだよ。家族をとても大事にしている。そして人を助けるのが大好きで、もし自分がリッチだったら持っている半分のお金は人を助けるために使うだろうね、それがおれの性格なんだ。誰でも同じように扱うんだ、自分がそうしてもらいたいようにね。やってもらうのを待つんじゃなくて自分からやるんだ。」──ジェイシー
──いつから歌い始めたのですか?そのきっかけは?
ジェイシー:母親が言うには俺は生れた時から歌っていて、赤ちゃんの頃から鼻歌をしていたんだ。4歳の頃にマイケル・ジャクソンのふりをしていたのを覚えているよ。5歳の時にドラム、9歳の時にピアノを弾き始めたんだ。10歳の頃にはいくつかのコーラスグループにも入ったんだ。だから本当に人生全てで音楽に関わってると思うよ。俺の家族は歌う事が大好きで家族イベントの時はいつもみんなで歌うんだ。家族が音楽を始めるきっかけになったね。
──今までの経歴は?
ジェイシー:俺の経歴はアップダウンが激しいんだ。才能に関係なく音楽業界は厳しいからね。でも俺は自分の好きなことをやっているよ。
──日本でデビューが決まった時の気持ちは?
ジェイシー:6年ぐらい前から日本やヨーロッパに進出しようと考えていたんだ。今回のように外国で俺の音楽をサポートしてくれるのはとても気分がいいよ。すごく興奮しているよ、『Encore』だけじゃなくて他のプロジェクトにもね。
──アタージオと歌っているシングルについてどう思っていますか? 他に一緒に制作してみたいと思うアーティストは?
ジェイシー:アタージオと一緒にやった曲は本当に大好きだよ!彼は素晴らしいライターで、歌詞も最高だし本当に才能があると思う。だからあの曲はこうなるべくして出来あがったと思うし、スムーズに出来たんだ。STAR BASEの誰かと一緒にやるとしたら、みんなとだね!みんなそれぞれ才能やスタイルのある人たちだから。でももし誰か女性シンガーと出来たら嬉しいな。今までやったことないからね。
──今後一緒にやってみたいプロデューサーは?
ジェイシー:誰でも最高の音楽を一緒に作りたいと思っている人と仕事がしたいね。今回T-Townとの仕事は、このアルバムで関わっているすべてのプロデューサーと同じように楽しかったし、Urban RockStarzとJ Keyzとはすごく親しくて、良いものが作れたと思うし、Rioはいとこで仲がいいんだ。ヨーロッパでKhaledと一緒に作ったり。“最高の音楽を一緒に”がポイントだね!またANYBODYは素晴らしいものを作るから、一緒にやりたいと思ってるよ。
──尊敬しているアーティストは?
ジェイシー:尊敬している人はBabyfaceだよ。彼はアーティスト、ライター、プロデューサーでありそして成功したレーベルのトップでもあるからね。おれもそういう風にどの分野でも成功出来るような人になりたいんだ。Sam Cookeが最初に成功した人だね、彼も尊敬している。
──甘い歌声とメロディーが印象的なジェイシーですが、女性の口説き方は?
ジェイシー:(笑)女性には俺の曲で歌っているように接しているよ、本当にね!女性は軽視されることがあるから、男の人に尊敬する気持ちをみせて欲しいはずなんだ。それに俺はそうやって育てられたからね。父は教会の牧師で学校の校長でもあったから俺に礼儀はしっかり教えてくれる。今でもそれを忘れずに生きているよ。
──曲を書く時、何を連想しますか?
ジェイシー:歌詞を作る時、本当の出来事だけを書くことがある。何度も考えたりはしないで最初に頭に思い浮かんだ事を書くんだ。何週間か、何ヶ月か経って本当に自分に起きたって気付くんだけど、でもどうやってこれを書いたのかはその時はもうわかんないんだ。他には俺の周りの人に起きたとことか、女性が男性に言われたらいい気分や笑顔になってくれるような事とかね。あと、何かキャッチーなものを書こうとする時もある。
──ジェイシーから見た日本の印象は?
ジェイシー:日本大好きだよ!世界の中でも進歩している国だと思う、特にファッションやテクノロジーの面でね。日本に行くことが待ちきれないよ。たくさんのファンがいるだろうしね。
──日本ファンはどう思いますか?
ジェイシー:日本の女性は全然シャイなんかじゃないよ!(笑) 彼女たちは愛を恥ずかしがらずに見せてくれるし、それがおれも大好きだよ。それにどれだけ有名かなんて関係なしにその音楽が好きならサポートをしてくれる。それが愛だよね。
──最近よく聞いてる曲はありますか?
ジェイシー:今は曲というよりは、いろんなビートを聞いているよ。歌詞を書いている最中だからね。音楽を聞くときはなんでも聞くよ、R&Bだけじゃなくどんなスタイルも好きなんだ。
──アメリカ以外でどこの国で自分の曲を聴いてもらいたいですか?
ジェイシー:ヨーロッパでツアーをしたい。もちろん世界中どこでも。ヨーロッパでもたくさんの人がサポートしてくれて、何回か行ったからまた行って新しい音楽を披露したいな。もちろん日本も。
──今自分の周りで何か音楽以外でブームはありますか?
ジェイシー:スニーカーが大好きなんだ。靴を買ったり買い物が好きだよ。映画も大好きでほぼ毎日見ている。サッカーとバスケ以外のテレビはあんまり見ないんだ。スポーツも大好きでバスケもやるよ。食べることも大好きで、日本に行って日本料理を食べたいな。

『Encore』
2012年1月18日発売
STBC-028 ¥2,415(税込)
1.Intro
2.Pride Of A Man feat. Atozzio
3.Change Shoes
4.Favorite Gyrl
5.Shocked
6.HMY 2 Luv
7.365 (Valentine)
8.Hold Me Down
9.Bineh feat. Yung Joc
10.Glass Ceiling
11.Encore
12.Act Right
13.Nobody Gotta Know feat. Gorilla Zoe
14.Recipe (Prelude)
15.Recipe
16.Earcandy
