ロニー・ウッド「プリンスは客席からキャベツを投げつけられてた」
プリンスは1981年、ザ・ローリング・ストーンズのツアーでサポート・アクトをつとめたことがあるそうだ。まだ、プリンスがブレイクする前のこと。ストーンズ・ファンはその奇妙な格好と異彩を放つパフォーマンスに戸惑い気味。反感を持った人もいたらしい。プリンスはキャベツを投げつけられたそうだ。
ロニー・ウッドが、Absolute Radioで彼がプレゼンターをつとめる番組の中で当時のことを振り返った。
「チャーリー・ワッツが最初にプリンスのことを教えてくれたんだ。“彼、見た? 見込みがあるよ”って。ちょっと違うって思う格好してたけど――レインコートにストッキングはいて、サスペンダーつけてたんだ――オーディエンスは、どう反応したらいいかわからなくて、ストーンズのツアーではキャベツ投げつけられてたよ。でも、いまじゃスゴイもんだ。素晴らしいパフォーマーだよ」
ロニー・ウッドとプリンスは正式なコラボはリリースしていないものの、プリンスの公演があると、その後一緒にジャム・セッションを行なうことがあるという。「彼のギグの後、一緒にプレイするんだ。楽しいよ」「プリンスは物静かで控えめだ。すごく穏やかで物腰の柔らかい話し方をするけど、すごく才能がある」
Ako Suzuki, London