【タイナカサチの「& SACHI」】第2回ゲスト:広沢タダシ

“&SACHI”の第2回目は、6月4日に横浜ThumbsUpで行なわれるタイナカサチ主催セッション・ライヴ<& SACHI vol.1 ~Time 2 Love~>に出演が決定している広沢タダシをお迎えしての対談。サチ&広沢、ふたりとも関西出身とあって、その会話は時に漫才のようなオモロ楽しいものになりました。というわけで、いざ!
取材・文●赤木まみ
広沢タダシ(以下 広沢):サッチャンと初めて会ったのは、2年前ぐらいのインストア・イベントの時だよね。
タイナカサチ(以下 サチ):そうですね。たまたまインストアで一緒になって、楽屋も一緒で。そこで軽くご挨拶させていただいて。
――その時の第一印象って覚えてる?
広沢:僕が楽屋にいたら、サッチャンが入ってきたんですけど、いきなりソファにダーッ!て、“疲れた~!”みたいな感じでなだれ込んできて。“え? なんか子供みたいなのが来た!”と思って(笑)。結構インパクトはありましたね(笑)。
サチ:あはははははは! 私がすっごい憶えているのは、その日、バレンタインの近くだったんですよ。で、先に広沢さんがライヴされて、(楽屋に)戻ってきた時、山盛りチョコレートを抱えてて、“うわ~っ、モテる男性って!”と思って。
――あんまり印象が良くなかった?
サチ:そうそうそう(笑)。
広沢:なんでやねん!(笑)
――でも、あるよね、そういうの。
サチ:そう、あるんですよ、女子は(笑)。モテる男性を敵みたいに思うんですよ(笑)。
――“あ、モテるのか、じゃあ私はいいや”みたいな(笑)。
広沢:“あ、私は関係ない”と。なんでやねん!(笑) でも自分のカレ氏になる人はやっぱりモテた方がいいんでしょ?
サチ:う~ん、どうだろう……やっぱりなんだかんだ言いつつも、モテてる人の方が興味は湧くかも(笑)。いや、っていうかね、その日は男性としてどうこうっていうより、私も同じインストア・イベントに来てるのに、全然チョコもらえなくて、広沢さんは山盛りもらっててっていう、ライバル心だったんですよ(笑)。
広沢:性別を超えたライバル心(笑)。
――一種の憧れみたいな。
サチ:そうそう。“いいなぁ、私ももらいたかったなぁ”みたいな(笑)。それが第一印象で。でまぁ、野球の話とかして、仲良くなって。
――その時、連絡先とかは?
サチ:交換せず。それから1年以上お会いすることもなく過ごしてたんですけど。たまたま私のアーティスト友達が広沢さんのライヴに誘ってくれたんですよ。そしたら、そのライヴが素晴らしくて。曲も歌も何もかもクオリティが高いし、本当に惹き込まれて。で、その頃ちょうどセッション・ライヴを始めようと考えてた時期だったんで、“これはもう、ぜひ一緒にやらせていただきたい!”と思って、速攻、熱いオファーで頼んだんですよね。「出てください!」って。しかも、その時の会場が今度<&SACHI>をやる、横浜ThumbsUpっていうライヴハウスだったんですけど、そこもすごい良かったんで、その場でライヴハウスのスタッフさんにもお声をかけさせていただいて、6月4日に予約させてもらったんです。
――広沢くんのライヴを観に行ったその日に予約を?
サチ:はい。広沢さんとこのライヴハウスはとにかく押さえたい!と、ライヴを観ながら思ったんで。
広沢:仕事、速っ!(笑)
――サッチャンに、オファーをもらった時はどうでした?