アンダーグラフ、「久しぶりに体育会系に戻れて嬉しい」

結成10周年を迎えたアンダーグラフが、その記念ツアー<アンダーグラフ10th Anniversary tour~この場所で奏でる僕達はいつも何が伝えられるかを考えている~>の東京公演を、1月22日(金)に赤坂BLITZで行なった。
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「ツバサ」や「遠き日」、「パラダイム」など、デビュー初期の楽曲から、行定勲監督により映画化された「ユビサキから世界を」、そして最新アルバム『この場所に生まれた僕達はいつも何が出来るかを考えている』からの楽曲に加えて、アンコールではできたばかりの新曲も披露するなど、バンドの歴史とともに現在進行形の姿を伝えるセットリストで、会場に集まった1200人のファンを魅了した。
ヴォーカル&ギターの真戸原直人は、「ここ1ヶ月くらい曲作りをしていて、実はメンバーとはリハで久しぶりに会いました。なんかライヴは体育会系で、曲作りは文科系って感じで。今日は2010年1発目のライヴで、久しぶりに体育会系に戻れて嬉しいです」と、この日のライヴを心待ちにしていたことを語った。
また、MySpaceにて2009年に行なわれた「アンダーグラフ カバーバンドコンテスト」でグランプリ&特別賞に輝いた2アーティストが、アンダーグラフとともに、ゲスト・コーラスや手話パフォーマンスとして出演する一幕もあった。
本ツアーは、いよいよ1月31日(日)に彼らの地元・大阪BIG CATにてファイナルを迎える。
アンダーグラフというバンド名は「表面的でない心の奥にある喜怒哀楽を形にした音楽を創っていく」という意味が込められているが、その名が示す通り、彼らは音楽活動を通して社会貢献活動も行なっている。2008年9月にリリースしたシングル「ジャパニーズ ロック ファイター」のアーティスト印税すべてを、リリースから1年間、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)」に寄付。また、ニッポン放送が毎年、目の不自由な方が安心して町を歩けるよう寄付を募るラジオ・チャリティ・ミュージックソンのサポートソングとして「おんなじキモチ」(※1月31日までの期間限定配信)を手掛け、その売り上げもまた寄付される。