――では、2曲目の「絶交門」について。

千葉：これね、肛門の話なの。

――ぶははははっ（一同大爆笑）。

フルフェイス：いっちゃっていいの？

千葉：いい！

フルフェイス：パンドラの箱を…。

千葉：いま開げだ！　肛門をこじ開げだ！

――（爆笑）。三味線、尺八、和楽器をフィーチャーしたところも聴きどころですね。

千葉：“時代劇”っていうテーマなんで。

サティ：和楽器のプロの人を呼んで「こんな感じで入れてください」と。

――“どすこい”っていう掛け声もいいですよね。

千葉：いまいろいろ問題ぬなっでる、お騒がせのスポーツ。あそごを意識すでぬ。

――あのイントロが、すごく聴いてて気持ちいい。

サティ：ドラムが入って“どすこい！”が入って、尺八がふわぁ～ってくるとこでしょ？　あそこはすごいカッコいい。イントロはやけにカッコいいんだ、この曲！

――サビはメンバー全員で合唱を？

千葉：はい！　ウチの社長もマネージャーも、みんなで叫んでます。

――ライヴではお客さんも……。

千葉：もぢろんっ！

サティ：ぜひ、いってほしいな！　女子も。こういうときじゃないといえないから。でっかい声で“koumon！”なんて。

千葉：ケツの穴のごどいっでるげど、それがちょっど嫌だな～っで人は、黄門様の黄門を思い出すていえばいいんじゃないがな。

――最後には子供のコーラス隊もコールしてましたけど。

千葉：あれは関係者の子供だづですね。

――PVはお城で撮影したんですか？

千葉：行田の忍城（※注3）というとごろで。

――それぞれ衣装のテーマを教えて下さい。

千葉：俺は黄門様です！(①)

フルフェイス：歌舞伎！(②)

サティ：俺は忍者。(③)

王珍々：俺ハ侍！(④)

ギガフレア：子連れ狼の子供。(⑤)

――ライヴでもあの衣装は見られると。

千葉：はい！

――そのライヴですが。＜絶黄門＞と＜ライブ＆フィルムトゥアー2008「うまなみで。」＞は、それぞれどんな内容になりそうですか？

千葉：＜絶黄門＞のほうは時代劇がテーマ。＜うまなみで。＞のほうは、さっぎも話すだげど、なんで仙台貨物が生まれだのが。その誕生の秘話が分がるトゥアーですね。

――11月5日には去年の野音ワンマンを収録したライヴDVD『トゥアー2007 教師ぎんぎん物語 LIVE at 日比谷野外大音楽堂』も発売されますが。仙台貨物のライヴを楽しむためのアドバイスがあったら教えて下さい。

千葉：あれだな。少しでも周りぬ溶げ込めるようぬ、例えばつなぎを着でぐるどが、赤いシャツを着てぐるどが。それだげで自然と輪の中ぬ入れる気がするげどな～。

フルフェイス：見た目もそうだけど、まずはバカになる！ で、千葉さんを讃える！

王珍々：千葉信者ニ ナル！

千葉：うん、そうだなー。じゃないと、千葉さんが可愛そうぬなっでぐるがらね（笑）。

サティ：恥ずかしがってたら楽しめない。“一人じゃ恥ずかしい”っていう人は、細かいことはあんまり考えないタイプの友達を連れてくるとはっちゃけられていいかもしれないね。

ギガフレア：曲を憶えてこなくても楽しめるから、特別な準備は必要ないよ。

千葉：それで、ライヴぬ来でもらっだら、腹筋が痛ぐなるまで笑わせるがら。ライヴ見終わった後は、腹筋の崩壊だな（笑）。

（※注3）行田の忍城（おしじょう）……埼玉県行田市にある、関東七名城のひとつ。1590年の小田原征伐の際、豊臣方の総大将・石田三成から水攻めを受けるも陥落しなかったことから「忍の浮き城」の別名も。