バージニア大学追悼コンサート、NASの出演に波紋

2007.08.07 14:36

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バージニア工科大学で銃乱射事件の犠牲者を追悼したコンサートにNASが出演することに対し、被害者の家族から非難の声が上がっている。彼らはNASの暴力的な歌詞は、同イベントの主旨に合わないと反対している。

NASのトラックには“Shoot ’em up”“Kill, kill, kill”などの歌詞が含まれたものがあり、遺族の代表者は「道徳に反した内容。(イベントを主催する)大学がそれを見逃したとは信じられない」と『Washington Post』紙に話している。

しかしながら大学側は、コンサート開催のニュースを発表して以来、ポジティヴな反響が大きくラインナップを変える予定はないという。9月6日に行なわれるこのフリー・コンサートには現在のところ、NASのほか、デイヴ・マシューズ・バンド、ジョン・メイヤーらの出演が決まっている。

Ako Suzuki, London