A・モンキーズ、チャリティ・ビデオを禁止
アークティック・モンキーズが、チャリティのためカヴァーされた彼らのトラックのPV放送を禁じた。
地球温暖化問題を訴える団体APE(Artists’ Project Earth)は、アークティック・モンキーズやU2、レディオヘッド、コールドプレイらの許可を得て、彼らの曲をラテン・ミュージックにアレンジしたカヴァー・アルバム『Rhythms Del Mundo』を制作した。
アークティック・モンキーズは「Dancing Shoes」の使用を快諾したものの、それに付随して作られたプロモーション・ビデオに難を示したようだ。彼らは「(アルバムを)宣伝するのに名前を使われたくないし、ビデオをテレビで流すのを禁じる」と申し出たそうだ。関係者は『Daily Mirror』紙にこう明かしている。
「バンドは最初、このプロジェクトに乗り気だったんだ。APEは彼らにビデオのコピーを送って承諾を得てたんだよ。でも、そのビデオがチラッと朝の番組で流れた途端、バンドのマネージメントはそれを“宣伝”って考えたんだ」マネージメントは、アルバムのプロモーションにアークティック・モンキーズの名前を出すなとAPEへ要請したという。
同アルバムには多数の大物アーティストが協力しているが、アークティック・モンキーズも“ウリ”の1つだったことは間違いない。APEは、ビデオが流せないことでアルバムのセールスに影響が出るのではないかと懸念しているという。
Ako Suzuki, London







