
■BARKS編集スタッフ統括レポート
望木:3日間お疲れでした!
菅原:今年も疲れましたね~。
望木:何が疲れたかって、3日間東京から通ったことだね。毎朝6時起きで。
菅原:もう電車に乗り遅れるんじゃないかと、ヒヤヒヤしましたよ。
望木:フェスを作ってる現場の人たちは、もっと大変なんだろうね。
菅原:現場といえば……<ROCK IN JAPAN FESTIVAL>(以下、RIJF)総合プロデューサーの渋谷さんですね!
望木:渋谷さんを筆頭に、ステージ組んだりPAのやぐら組んだり……。
菅原:ステージ最前列のバイトくんたちは、絶対ステージのほうを振り向けなかったり(笑)。
望木:グル魂にいぢられた1人を除いてね。
菅原:あはは。ヤツはあとで渋谷さんにお叱りを受けたな。
望木:きっと抱かれたね。
菅原:爆。
望木:RIJFのすごいところは、出演者もお客さんも、“ロッキング・オンが大好き”ってゆーのが伝わってくることかな。
菅原:確かに。マナーもいいですし、このフェスを大切にしようという気持ちが伝わってきますね。これも渋谷さんの力の表れ?
望木:渋谷さんとフェスを作ってる人たちみんなだね。
菅原:そうですね。そして、なぜこんなに渋谷さんの名前を出すかというと……去年に比べて、今年はMCで渋谷さんをイジるアーティストが多かったから(笑)。愛されてますね、彼は。
望木:ほんと。他のフェスで、主催者のボスをいぢる人なんてあんまりいないもんね。
菅原:渋谷さんは常にアーティスト目線、オーディエンス目線で物事を考えようとするから、みんなに愛されるのかも。ちなみに今年は仮設トイレを50個も増設したそうですよ。
望木:お客さんに優しいフェスです。
菅原:飲食スペースも広いし。

望木:メニューも充実してる。今回、私は5年ぶりにRIJFに参加したんだけど、すごく大型化していながらも、細部にぬかりがないのと、出演者が“やっぱJAPANだなぁ~”っていう、雑誌の顔が見えるフェスってやっぱりスゴイなと思ったね。BARKSでもいつかそんなフェス、とまではいかなくても、イベントをやれたらいいね。
菅原:ええ、やってみたいですね。私は去年、今年と2年連続での参加ですけど、DJ BOOTHが昨年度よりさらにパワーアップしていたような気がします。
望木:人で溢れてたよね。
菅原:さらに今年はWING TENTという新しいステージもできて、新人バンドやこれから大きく活躍するバンドたちを中心としたライヴが展開されて。こうやって成長途中のバンドがフェスに出演する機会を与えたりするところがJAPANらしい、JAPANならではの、邦楽ロック・フェスって感じですよね。
望木:そうそう。いろんなバンドが観られて、おいしいものが食べられて、ビールもおいしくて!
菅原:昨年私は副編集長とこのフェスに来たわけですが、副編といい、先輩編集者といい、うちは酒好きが多くてねえ。“みなと屋”っていう大人の飲み処まで用意されています。
望木:大人の社交場になっていたよね。昼間から妙なマッタリ感が漂ってて。
菅原:軽くバー仕様ですしね。あと、今年は家族連れが多くて、小さい子もチラホラといましたね。家族全員で楽しめるフェスってなんかすごいなと思いました!
望木:永ちゃんファンのちびっことかね。
菅原:リーゼントにサングラスで……というのは冗談ですが、パパに連れられてタオルを肩からさげてたりね。ところで、望木さんの今年のMVPアーティストは誰ですか?
望木:ワシ的ベスト・アクトはねぇ、マキシマム ザ ホルモン!
菅原:私も去年のベスト・アクトはマキモンでした!
望木:今年は?
菅原:吉井和哉ですね。
望木:やっぱりそーきたか。
菅原:なぜなら、彼は6年ぶりにこのフェスに帰ってきて、衰えることのない存在感をちゃんとアピールしていたから。ステージではオーラを放ちまくってましたね。
望木:細身のスーツがよく似合ってた。目眩がするほどのカッコよさだったね。
菅原:そして実はもう1人いるんですよ。私のMVPは。
望木:誰?
菅原:それは……グループ魂!

望木:やっぱりね。カヲルさん最高だったもんね。
菅原:あんな徹底したエンターテインメント的なライヴをやる彼らはすごい。朝イチのステージなのに、会場は人で溢れていましたね。
望木:グル魂観るために早い電車に乗ったさ!
菅原:みんなもそのぐらいの気合いで行きましょう! そして気合いといえば、永ちゃんファンの気合いはすごかったですね。
望木:永ちゃんファンは、一目でわかったね。
菅原:永ちゃんも熱かったが、ファンはもっと熱かった!
望木:吉井さんのライヴが終わるとすぐに、白いスーツ軍団が笛吹きながら攻めてきた(笑)。
菅原:“ピピー! どけどけい!”と、気合いの入った感じでね。そして夜空にタオルが舞う。
望木:楽しかったねぇ~。
菅原:投げましたよ! 感無量でした!
望木:残念ながら最後の「止まらないHa~Ha」は聴けなかったけどね。
菅原:そうでしたね。電車の時間が迫ってしまい……。
望木:永ちゃんのライヴのときは、まさに“総立ち”だったよね。ステージ前やスタンディングエリアだけじゃなく、シートエリア、テントエリア、フードエリアの人までも、ドーッとステージに見入ってた。
菅原:永ちゃんのライヴはノリ遅れたら負け! いいライヴでしたね。
望木:しゃいこう(最高)!
菅原:イエ~、ロックだぜ! そして最後に、フェスで必要なのは、ネバー・ギブ・アップ精神だぜ!
望木:でも、無理しちゃだめよ。
菅原:新聞に載らない程度にね! みんなで楽しめるフェスをこれからも作っていきましょう!
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