今を代表する女性アーティスト6組が登場!~<REQUESTAGE 4>ライヴレポ

2006.05.30 18:00

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ライヴ・レポート Part3






木村カエラそしてまた次なる木村カエラは、Tシャツにジーパンというスタイルに、最小限のバンドというシンプルな様子で登場。



派手な演出はなく、バンドサウンドのみだけれども、木村のスタイルにぴったり。腹から出す歌声と、曲によっては自らギターをかき鳴らし、ブレがない。まっすぐに見据えた視線が潔く、安心して彼女の歌にノッて聴いていられるステージで、どっしりと構えながらもハッピーな空気でいっぱいにした。



そしてラストは平原綾香。彼女もバンドを従えてのステージだ。平原はジャケット風の白いブラウス。でも背面に襟とネクタイを締めているデザインだ。「今日は後ろにも人がいるって聞いたから、こんな姿で来ました!」ということだ。



彼女のステージは「Circle Game」でスタート。ニューアルバム『4つのL』からの新曲だが、すっかり自分の曲として歌いあげた。



そしてファンから「おめでとう!」という声があがると「そうなんです、私、5/9で22歳になりました!」と発表。22歳と若いのに、しっかりと歌詞を観客に届け、歌い、伝えようとする姿勢が彼女にはある。



平原綾香アコースティック・ギターとの「明日」は圧巻。そして幻想的なライトが照らし出すなか、「Jupiter」で締めくくった。



ひとくちに“女性アーティストが集まったライヴ”といっても、様々なスタイル、スタンス、タイプを持った6アーティストが出演したイベントだった、と終わったあとに実感。バンドものがあり、歌い上げる歌ものがあり、バラードがあり、ラップがあり…。でも、どれも女性ならではの“しなやかな強さ”があったと思う。



360度から見られ、自分のファンだけでないだろうイベントの出演は、緊張感の高いステージだっただろう。でも、彼女たちはそれぞれ自分の歌を伝えるスタイルに自信と誇りをもっていて、それがいい意味で意気込みよりも、やわらかさとなって表現できていたことは、観ている側としてもとてもハッピーな気持ちで接していられた、そんなライヴイベントだった。【了】




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