ピンク、一夜限りのスペシャル・ショウケースを開催

2006.05.12 11:40

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4thアルバム『アイム・ノット・デッド』のリリースや、海外セレブをぶった斬った曲「ストゥーピッド・ガール」で世界をお騒がせ中の歌姫、ピンク。そんな彼女がプロモーション来日し、5月4日に新木場STUDIO COASTでスペシャル・ショウケースライヴを行なった。


この日は音楽業界関係者のほかに、3万通を超える応募のなかから幸運にも選ばれた約2000人のファンが集まり、会場はフロアのドアが閉められないほどの超満員。そんな状況のなかライヴがスタートし、2人の女性ダンサーを引き連れて、鞭を手にしたピンクがステージに登場した。ステージ中央に用意された椅子にスッと腰をかけて足を組み、堂々と歌う姿はまさに女王。そんな彼女が放つ本物の迫力に、会場のテンションは一気にヒート・アップした。

ライヴ中盤では、ピンクが日本語で「バカ女」と紹介して「ストゥーピッド・ガール」が始まり、ダンサー2人がPVに登場するバカ女に扮装して登場。PVをステージで再現したようなパフォーマンスで、ついつい会場からも笑いが起こるユーモアたっぷりのステージだった。そしてさんざん皮肉った曲が終わると「ただの冗談よ、ハハ」と一言。これじゃセレブもかないません。


この日のショウは彼女の圧倒的な歌唱力に加えて、ダンスなど演出にもこだわった素晴らしいもので、それを前に会場のテンションは上がる一方。そんなムードに彼女もテンションがあがったのか、なんと当初は予定されていなかった4ノン・ブロンズの曲「ワッツ・アップ」のカヴァーまで披露し、会場が大合唱に包まれる一場面も。そうしてこの日は新曲を中心に全12曲を披露し、一瞬たりとも会場のテンションを下げることなく、まさに大興奮のままで幕を閉じた。

その風貌や行動から見ても分かるように、まっすぐで強く、飾らない美しさを持った彼女。しかし、ステージ上では無邪気でいたずらな女の子のような面もたくさん見せ、それは心を打つほどキュートだった。そんな彼女が見せてくれた約1時間に及んだライヴは、彼女の魅力と確かな実力でオーディエンスを魅了する素晴らしいものとなった。次に日本で行なわれるワンマン・ライヴでは、どんなステージを見せてくれるのかとても楽しみだ。

<P!NK スペシャル・ショウケース>
2006年5月4日 東京・新木場STUDIO COAST


1.‘Cuz I Can
2.Just like a Pill
3.Trouble
4.Stupid Girls
5.Who knew
6.Nobody Knows
7.Long Way to Happy
8.I’m not dead
9.What’s up(4 non blondes)
10. Leave me alone
–Encore–
11.Dear Mr. President
12.Get the party started

Photo by Eiji Tanaka

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