――さて、新生Sugar初のシングル「Heartful」ですけど。なんと、この曲でメイン・ヴォーカルを取っているのは、アユミちゃんとハリンちゃん！

ハリン：はい。そうやって（ハリンがメイン・ヴォーカルと）言われた時は、心配がいっぱいになりました。

――最初からいきなりメインだとね？

ハリン：これ、曲も難しいじゃないですか、バラードで。言葉も違うから気持ちも分からないし。だから、どうやって感情を表現したらいいのかずっと考えて、今までのSugarのPVもいっぱい観て、音楽もちゃんと聴いて、すっごい準備したんですけど……本当に大変だった。レコーディングの時、緊張して、難しくて、涙が出ました。

アユミ：それでレコーディングの時、急に一人でどっかに行っちゃって、トイレから出てこなくて。あぁきっと泣いてるんだなぁと思って、そのまま待ってたんですよ。そうしたら、１時間ぐらいして出てきて、“はいっ、行きましょう～っ!!”って、すんごい元気に（笑）。で、このへん（ほっぺたの下の方）に（涙で流れ落ちた）マスカラがくっついてて（笑）。

――（笑）トイレの中で“できない！”って悔し泣きしたあと、気持ちを切り替えたんだ。

ハリン：うん。

――他の３人はハリンちゃんにアドバイスしてあげたの？

ヘスン：もちろん心配もしたし、手紙も書いてあげたりしたんですけど……でもやっぱり難しいですね。私たちもまだまだだから。

――手紙にはどんなことを？

ヘスン：“ハリンちゃんは初めてだからわからない部分もあると思うし、慣れてない部分もあると思うんだけど、大丈夫！　頑張ってね！”とか。“こういう時はこうすればいいよ”とか。

ハリン：……（←ふいに涙をポロポロこぼすハリン）

ハリン：うん……（と言いつつ、さらに涙が）。

（取材一時中断）

ヘスン・スジン・アユミ：……大丈夫？

ハリン：うん、大丈夫！（涙を拭きながらにっこり）

――レコーディングの時の気持ちとかみんなへの感謝とか、いろんな想いが込み上げてきちゃった？

ハリン：うん（照れ笑い）。

スジン：でもね、ハリンちゃんは初めてだったけど上手だったよ。

アユミ：それに、他の３人は休まずに３年間活動を続けてきて、ちょっと精神的に疲れてる部分もあったんですけど、ハリンちゃんが新しく入ってきて“やるぞ！”って気持ちだったので、逆に私たちもやる気になったり、励まされた部分もすごいあったんですよね。

ヘスン：あと、３曲目の「Work It!」では、ハリンちゃんが先生みたいに英語を教えてくれたり、フェイクのやり方を教えてくれたり。

――じゃあハリンちゃんがいろんな面で、みんなに刺激を与えてくれたのかな。

スジン：はい、すごい刺激になって。今までやってなかったことにもチャレンジしてみようって気になったし。実際チャレンジしたことで、自信も湧いてきて、またいろんな曲を歌ってみたいなっていう気持ちにもなったし。

――何より作品自体、とてもいいものができましたよね。Sugarの新しい魅力がいろんな形で詰め込まれたシングルになった。自分たちではどうですか？　新生Sugarの１枚目を作り終えて。

アユミ：たくさんの思い出が詰まったシングルなので、私自身すごい好きだし。これからハリンちゃんと一緒にSugarとして活動していくうえで、いいスタートが切れた……そんな１枚になったと思いますね。

スジン：うん。この３人ではCDを何枚も出してますが、今回は新しくスタートする気持ちで。これからハリンちゃんと一緒にやっていくのが楽しみです。

ヘスン：これからももっともっと４人が力を合わせて、新しいSugarをどんどん見せていきたいです。

ハリン：うん。ハリンも、新しいSugarを見せるために、この４人でもっともっと頑張ります！

――現時点での目標みたいなのはありますか？

ハリン：ワタシは、オリコンチャート１位をとりたいです！

――おお、ストレートな答え（笑）。応援してます！