９月24日（水）、シンガーソングライターのMatthew Jay（24歳）が死亡した。情報が届いたばかりで詳細はまだ分かっていないが、英国ノッティンガムにある７階の自宅マンションの窓から落下した模様。

Billboard.comによると、Jayの所属レコード会社、EMIが「プロとして厳しい年、また、辛い日を過ごした彼の衝動的な行動だったのかもしれない」との声明を発表した。Jayの死は事故または自殺のどちらかと思われる。落下当時、彼はひとりで、遺書は残されていない。

Matthew Jayは’01年４月にデビューアルバム『Draw』をリリース。アルバムは大きな話題となったが、セールスはそれほど伸びなかった。しかし、ツアーでDoves、Starsailor、Stereophonics、Didoといった人気アクトのオープニングを務め、新たなファンを獲得した。

Matthew Jayはサウスウェールズ、アバゲニー育ち。両親がフォークミュージシャンで、幼ない頃から家族バンドに参加。『Draw』のリリース後、Nick Drake、Badly Drawn Boyといった英国のシンガーソングライターと比較されるようになった。

悲しみに暮れたJayの両親は次のような声明を発表している。

「Matthewは音楽のために生き、音楽のために去った。彼は家族に心から愛され、たいへん喜ばれた。彼の音楽が今後も生き続け、彼を愛した人々の心の穴を埋めてくれればと思う」

レコード会社のEMIは声明の中で「Matthewを知る人は誰でも、愛らしく才能豊かなアーティストであった彼を忘れはしないだろう。私たちはたいへんなショックを受けている。遺族と友人に哀悼を捧げたい」と語っている。

Matthew Jayは死亡当時、ニュー・アルバムの制作に取り組んでいた。

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