【ライヴレポート】KIRITO、ツアー<THE CLOCKWORK BIBLE>ファイナルで新作リリースを発表「何が正しいか、どうするべきか。読み取ってください」

KIRITOが1月10日および11日の2日間、東京・Spotify O-EASTにてツアー<THE CLOCKWORK BIBLE>のファイナル公演を開催した。同ツアーは2025年11月15日の神奈川・YOKOHAMA Bay Hallを皮切りに全12公演にわたって行われたもの。そのファイナル公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。
KIRITOがこの時期にツアーを行うことは毎年恒例であるものの、例年と大きく異なるのが、新作リリースに伴うものではない点だ。これは2025年のイレギュラーな動きがあった中で、あえて創作ペースを組み替えた結果。新作誕生を前にした同ツアーは、“KIRITO”として新章へ進むための起点となるものだったようだ。


オールスタンディングのフロア後方までオーディエンスで埋め尽くされた最終夜。舞台背面に十字形の巨大なトラスがそびえ立つ中、“終わりと始まりは同義である”というKIRITOが一貫して描き続けてきたことと交差する世界線を端的に表した楽曲「CROSS OVER THE WORLD LINE」でファイナルの幕を開けた。
新体制のサポート陣となるJOHN(G)、Yu-taro(G / NOCTURNAL BLOODLUST)、Chiyu(B / SLAPSLY)、Natsu(Dr / NOCTURNAL BLOODLUST)と共に臨んだツアーは、過去3作の『NEOSPIRAL』『ALPHA』『CROSS』を中心に、歴代ソロ作品の楽曲を巧みに組み合わせたメニューで展開された。楽曲とバンドが成熟した今現在のパフォーマンスによって、2022年から始まった“KIRITO”名義での3年余りの活動を網羅すると同時に、彼のアーティスト人生も映し出すステージとも言えるだろう。

この夜に披露された全24曲中6曲は、2024年11月にリリースされた現時点での最新アルバム『CROSS』収録曲だが、この作品自体が、歌詞のモチーフはさまざまあれど、現実世界でもKIRITOに関わる複数の世界線が交差することを示唆するものであった。そして3作品それぞれから胸を打つ楽曲が並んだ中盤ブロックのストーリーは、まさに彼の生き様そのもの。「Storyteller」での“始まる世界に必ず君がいて 結末まで目を背けずにいる”、「瓦礫の花」での“君を守る光になろう”の一節で、KIRITOがフロアをぐるりと指したシーンも忘れがたい。
また、本編を「NEOSPIRAL」で締め括ったのち、アンコールで時を遡るように“キリト”名義の初期ソロ曲「誰もいない丘」「Suicide View」で悲痛な思いを歌い上げると、そこに続いた「COMPLETE」にて“裂けて別れた螺旋の構造が また交わり合う”と示す。そして、ファンへの深い愛情と未来への希望の光を描いた「I BLESS YOU」「DEAR PLUS ALPHA」を経て、ラストに放たれたのは「Discord」。“KIRITO”としての初アルバム『NEOSPIRAL』のリード曲であり、現在のKIRITOサウンドを象徴する高い攻撃力を持つナンバーで完全燃焼の終幕を迎えた。

“KIRITO”名義での活動を網羅しながら、彼のアーティスト人生が映し出された一夜が示したのは、あらゆる物事は螺旋構造の中にあるという真理だった。それはすなわち、彼が描き続けてきたことの確かさを雄弁に物語る何よりの証明である。ツアータイトルに冠された<THE CLOCKWORK BIBLE>とは、機械仕掛けのように回り続ける世界の中で、何を信じ、どう意味づけるか、KIRITOなりの指針を提示するものだったのではなかろうか。実際この夜に彼は以下のように語ったのだった。
「こんな時代の荒波を生き延びるために必要なことは、いつだってキチ●イでいること。その時代の当たり前を受け入れないで、自分の中に獣を持ち続けていると、ヤバいものには惑わされずに貫いていけます。皆さんはKIRITOのことだけを信じればいいです」
「何か辛いことがあったら、KIRITOのことを考えればいいですから。何が正しいか、どうするべきか、常に俺を見ればわかると思うので、何かを読み取ってください」
──KIRITO

今後のKIRITOは、自身の誕生日である2月24日に<PARADIGM RIFT>と冠した東京・豊洲PIT公演が控えているほか、4月4日には東京・Kanadevia Hall(TOKYO DOME CITY HALL)にて、LM.Cとの初のツーマンライブ<SPECIAL VERSUS LIVE 「CONTACT」 KIRITO vs LM.C>を開催する。さらに、ミニアルバム『SHIFT』が4月22日にリリースされることが決定した。「最高を更新し続けるとどうなるか、見届けてください」という言葉通り、2026年もKIRITOは歩みを止めることがない。
■<KIRITO Tour 2025-2026「THE CLOCKWORK BIBLE」>2026年1月10日(土)@東京・渋谷Spotify O-EAST セットリスト
01.THE ULTIMATE BEGINNING「ALPHA」
02.GRAND SCHEME
03.BALANCE
04.CROSS OVER THE WORLD LINE
05.Golgotha
06.VENUS
07.KINGDOM OF THE NEW SEEDS
08.月の残像
09.Storyteller
10.EXIT
11.I BLESS YOU
12.Clue
13.Suicide View
14.PLOT
15.カンナビス
16.COMPLETE
17.THE SUCCESSOR「OMEGA」
18.Discord
encore
en1.テロメア
en2.ANTI-MATTER
en3.RAID
en4.Document
en5.DEAR PLUS ALPHA
en6.瓦礫の花
■<KIRITO Tour 2025-2026「THE CLOCKWORK BIBLE」>2026年1月11日(日)@東京・渋谷Spotify O-EAST セットリスト
01.CROSS OVER THE WORLD LINE
02.Golgotha
03.VENUS
04.THE ULTIMATE BEGINNING「ALPHA」
05.GRAND SCHEME
06.BALANCE
07.Gene
08.hope
09.不条理な闇
10.Storyteller
11.瓦礫の花
12.Clue
13.Aim
14.Awaking bud
15.カンナビス
16.TIME AXIS
17.THE SUCCESSOR「OMEGA」
18.NEOSPIRAL
encore
en1.誰もいない丘
en2.Suicide View
en3.COMPLETE
en4.I BLESS YOU
en5.DEAR PLUS ALPHA
en6.Discord
■ミニアルバム『SHIFT』
2026年4月22日リリース
※6 Songs Include
※詳細は後日発表
■<KIRITO「PARADIGM RIFT」>
2026年2月24日(火) 東京・豊洲PIT
open18:15 / start19:00
サポートメンバー:JOHN(G)、Yu-taro(G / NOCTURNAL BLOODLUST)、Chiyu(B / SLAPSLY)、Natsu(Dr / NOCTURNAL BLOODLUST)
【オフィシャルサイト先行受付】
受付期間:1/10(土)19:00~1/18(日)23:59
詳細:https://kiritoweb.com/info/live/5064/

■ツーマン<SPECIAL VERSUS LIVE「CONTACT」KIRITO vs LM.C>
4月4日(土) 東京・Kanadevia Hall (TOKYO DOME CITY HALL)
open16:30 / start17:30
出演:KIRITO / LM.C
KIRITOサポートメンバー:JOHN(G)、Yu-taro(G / NOCTURNAL BLOODLUST)、Chiyu(B / SLAPSLY)、Natsu(Dr / NOCTURNAL BLOODLUST)
【ファンクラブ2次先行】
受付期間:1/13(火)12:00~1/18(日)23:59
詳細:https://kiritoweb.com/info/live/5067/
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