フィル・コリンズ、聴覚障害の恐怖を告白

2002.09.20 00:00

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聴覚障害はミュージシャンにとって最大の悪夢だ……Phil Collinsに訊くといい。シンガー/ドラマーの彼は、ロサンゼルスのスタジオでラヴソングを集めたアルバムのレコーディング・セッションを行なった後に、左耳の鼓膜を損傷したとLAUNCHに語った。

「週末に仕上げをして、娘と妻のOrianneといっしょにホテルへ戻った。すると突然……ビューッって音がして……こっちの耳が塞がったんだ。水か何かが入ったんだろうと思った。そうであってほしいと思いながら、1時間くらいたつと、また元に戻った。それから繰り返し何度も同じことが起きたんだ。それでまた回復したかと思うと塞がって、そのままの状態になってしまった。それから1、2カ月経ったかな。僕の体の問題への取り組み方は、“すぐに良くなるさ”って感じなんだ」

しかし問題はなくならず、Collinsは外科医の診断を仰がなければならかった。

「医師のところへ行って聴覚テストを受けると、こう言われた。“あなたが患っているのは突発性難聴といわれるものだ。実際に処置のしようがなく“元に戻るまで”様子を見るしかない”って。だから、もう1人の医師に意見を求めたけど、その人も同じことを言うんだ。それで3人目にも診断してもらったんだけど、やはり“何もできることはありません。元に戻るか、そのままかです”って言われたよ。それでロサンゼルスにある聴覚専門病院に行って、そこの専門医に診てもらった。“どのくらい前から?”って訊かれたから、事情を説明すると“見込みはほとんどありませんが、それでもまだ元に戻る可能性はあります”って言われたんだ」

Collinsの左耳の機能はかなり回復したが、大事をとって大規模なツアーを見合わせるよう計画に慎重を期している。彼のAtlanticからのアルバム『Testify』は11月12日に発売予定。

Darryl Morden, Los Angeles (C)LAUNCH.com

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