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LuckyFes
ストーリー展開のある場景に日常性が加わる、そんな詩の中で…
2001.05.11 00:00
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「春の新作コレクション」2001年4月23日(月)渋谷NEST
1. 思ふ事2. 講義A3. 春雷 4. HIT AND RUN 5. 目黒にて6. 有給休暇がとれたなら7. 順番に眠る夜8. タンブル・ウイード9. 私利滅裂10. HEAVEN STAGE 11. 心の園芸 <アンコール>12. 沢村恵子13. No more Rock, one more Rock
応募方法はこちらへ。
「思ふ事」
「春雷」
「HEAVEN STAGE」
「HIT AND RUN」
そんな林は、地元の九州でフツーに就職し、「
「そして僕らの毎日」日本コロムビア COCA-153991,260(tax in)1.そして僕らの毎日2.タンブル・ウィード3.デジタリアン4.そして僕らの毎日 Version.2
この日が初ワンマンということだが、同時に「初に近いバンド形式」で行なわれた。実際、彼が行なってきた吉祥寺の井の頭公園でのストリートライヴのように、これまでは屋内のライヴイベントでもアコースティックで通してきたようだ。でも、オープニングはハードなバンドサウンドで「思ふ事」のイントロを奏でる。それはまったく違和感はなく、自身もすごく楽しそうに歌い、ギターを掻き鳴らしている。今までリリースした作品からまんべんなく披露、バンドでの演奏がしっくり来ていて、弾き語りを聴きなれたファンにも、かなり新鮮だったのではないだろうか。
もちろん、アコギも登場。「目黒にて」「有給休暇がとれたなら」ではアコースティック・セットで聴かせてくれたし、アンコールの「沢村恵子」は、弾き語りだ。……この曲タイトル、気になる。
“沢村恵子”とは架空の人物らしく、林が高校時代に書いていた小説のヒロイン名だとか。誰もが“絶対、彼女のことに違いない”と思わせるタイトルは、歌詞で一層強く思わせる。実際、赤面しちゃうくらいのラヴソング。当然、歌っている林もちょっと赤面気味?
<
(笑)。とにかく、林 邦洋は詩人だ。難解な言葉遣いは決してしない。そして、暑苦しいメッセージ・ソングなんかじゃない。ストーリー展開のある場景に日常性が加わる、そんな詩だ。
それは、6月にリリースされるシングル「そして僕らの毎日」(この日のライヴではお披露目なしだったが)でも言える。
と。“君”が言ってはいる言葉だけれど、誰にだって投影できる。それに対して、明確な答えなんて出ない。そして、
という事実。林 邦洋の表現するところは、そんな誰もが感じつつも、具体的に言葉に具現化していない部分を、やわらかく指摘するところのようにも思える。そして、そこからまたゆっくりと聴き手は自分に投影して咀嚼していけば、いいのだろう。
文●バークス
林邦洋、ユルいキャラの詩人として、ラジオのパーソナリティ務めます!
林 邦洋、「waterをdrinkします!」
林 邦洋、崩れ落ちそうなビルで、冷や冷やのビデオ撮影
林 邦洋、チョコエッグを大人買い。ついでに言い訳もする
どこか文学的な詞世界、瑞々しくも力強いメロディーだったりするのだが。
朝日「今月の10枚」に選ばれた大型新人、林邦洋の第2弾「春雷」発売!