フジロックを存分に楽しんで、次なるマキシ・レコーディング!
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四回目となったフジ・ロック・フェスティバル(以下FRF、各レポートはこちら)二日目、グリーン・ステージ最後を飾ったのは、Thee Michelle Gun Elephant(以下TMGE)だ。 これまで海外から招いたバンドがメイン・アクトとなってきたFRFで、今回は三日のうち二日を国内のバンドがメインを務めた。 それは主催者であるSMASHの、お眼鏡にかなう日本のアーティストが、ようやく登場してきたということなのかも知れない。ともあれ、結果的には一日目がBlankey Jet City、二日目はTMGEがメイン・アクトとなった。両バンドとも、素晴らしくパワフルなライヴを見せてくれたことは言うまでもない。 この三日前が、200~300人程のライヴハウスから2000人ほどのホールまで踏破する全国ツアーの最終日だったTMGEは、その勢いのままにステージに立った。セット・リストは多少変わっていたが、曲が変わろうとも彼等の演奏の濃度は変わることがなかった。 その演奏と、FRF自体を、誰よりも楽しんでいたのがTMGEの四人だった。ステージで「Happy Fuji Rockers!」と叫んでいたフロントマンのチバユウスケは、言った。 「 三日間、あの(会場の)中で俺が一番楽しんでたよ。残念なのは前夜祭から参加できなかったこと。そしたら四日間、一番楽しめたのに(笑)」そして、ちょっと照れながら、
これは、メインアクトを務めた充実感と、まだまだやれるという宣言のように思える。ドラムスのクハラカズユキが付け加えた。 「 もちろん、日本人初の、メインアクトと言われたら、“よし!やるぞ”って気持ちになるけど、それはツアーとは別なもの。FRFは、夏のお祭り。それはそれで楽しんじゃえ、と。楽しむという点では、全うしたね」彼等が1万人以上の観客の前で演奏するのはこれが初めてではないが、それでもツアーとは違った高揚感を彼等も感じていたようだ。 そのFRF終了から五日後、彼等は新マキシ・シングルのレコーディング準備に取り掛かっていた。春に行なったフランスでのツアーから既に演奏していた「Baby Star Dust」「Vegas Hipstar」の2曲と、「武蔵野エレジー」という未発表曲が収録されるそうだ。 by Tomoko Imai |


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