“終わりのない青春”を選んだイエローモンキーが、ツアー最終日に示したもの。
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| バンド内に変革を起こさせるべく、 外部プロデューサーとのコラボレイトを続けたイエローモンキー。 “SPRING TOUR”は、そうした挑戦の成果を体現するメンバーと それを確認するオーディエンスとが 真正面に向き合うツアーとなった。 |
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| 模索するNEXT。続行する変革。 | ||
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THE YELLOW MONKEY are GUEST MUSICIANS are |
スガ・シカオの楽曲を聴いてピンと来たという吉井和哉が、そのプロデューサー:森俊之と共同プロデュースをおこなったのが、THE YELLOW MONKEYの最新シングル「SHOCK HEARTS」である。ここ3枚のシングルがいずれも外部プロデューサーとコラボレイトした音源だったので、今回の“SPRING TOUR”は新しい試みがバンドにどれだけ肉体記憶化されたか、あるいはその過程が何処まで進んだのか? を計る重要なツアーになるだろうと思っていた。
終わりのない青春
00/05/15●佐伯明 |
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これまでメンバー4人とキーボードの三国義貴でステージをおこなってきたイエローモンキーだが、今回は2人のホーン、そして2人の女性コーラスをプラスしてツアー最終日である横浜アリーナのステージに登場。
「バンドも結成10年を迎えて、以前は“10年なんて楽勝楽勝”と思っていたんだけど、意外に大変なんだって気が付いた」とMCした吉井は、1万2000人のオーディエンスに真正面から向き合っていたのではないか? 吉井がもっともディープな頃に書いた詞を持つ「HEART BREAK」、イントロでパーカッションの音を含んだシーケンスを走らせる「聖なる海とサンシャイン」、前述の「SHOCK HEARTS」、そして“僕らと皆さんのテーマになる曲”と言った「バラ色の日々」と、いわゆるチャレンジシリーズに属する曲を「SPARK」や「ROCK STAR」などに挟み込む形でプレイした中盤から後半は、イエローモンキーの“模索するNEXT”を如実に物語っていたと思う。
こう歌う「SO YOUNG」の歌詞は、現在の彼らを見事に言い当てている。青春は放って置けば自然消滅するものであるから、終わりのない青春を選んだ段階から絶え間ない試行が必要になってくるのだ。






