【インタビュー】ACIDMAN、大木伸夫が語る武道館公演の収穫と新たな挑戦「いつかは死んでしまう人生の中で、たった一滴の時間が“最高になった”と思えたら」

■僕らは光でできていて、最後に光になっていく
■アルバムの世界観をツアーで体験してもらいたい
──そんなふうに決意を新たにしたところで、4月9日から全11公演の全国ツアー<ACIDMAN LIVE TOUR “光学”>が始まります。アルバム『光学』リリース後、東京と大阪で開催した<『光学』全曲初披露ライブ&第2回壇上交流会>は、アルバム『光学』収録曲のみというセットリストで、アルバムの世界観を始まりから終わりまで純度の高い形で共有したいというテーマがあったそうですね。そこに『光学』以外の曲も加わってくる今度のツアーは、どんなライブにしたいと考えていますか?
大木:今回のツアーに関しては、<This is ACIDMAN>とは逆に、セットリストはほとんど変えずにやりたいと思っています。ひとつの作品として、決まったセットリストをその都度、研ぎ澄ましながら何度も繰り返して、アルバムのタイトルどおり光を学べるようなツアーにしたいんです。音楽ってエンターテインメントではあるけど、もう一段階深く考えてみることによって、何かをひとつ学んだかのように感じられるものをやりたいとずっと思っていて。たとえば、小説を1冊読んだり、映画を1本見たりしたら、自分のレベルがひとつ上がったような気がするじゃないですか。今回は、まさにそういうツアーにしたいと思っています。その気持ちはこれまでで一番強いんじゃないかな。僕らは光でできていて、最後、光になっていくというアルバムの世界観を体験してもらって、それが楽しみに繋がるようなツアーにしたいです。
──話が行ったり来たりしちゃうんですけど、『光学』の全曲初披露ライブはいかがでしたか?
大木:全曲初披露ライブは、コロナ禍の時、アルバム『INNOCENCE』(2021年発表)から始めたんですけど、めちゃくちゃいいと思いました。でも、それはそうだろうって思うんです。たとえば、映画をシーンごとにバラバラに見せたり、見たりすることってないじゃないですか。それと同じように僕らはアルバムとして楽曲を作っているわけだから、その全曲をお客さんの前で収録曲順通りに披露するって、非常に理に適っている。大阪と東京でしかやれなかったけど、『光学』の曲だけで、その他の楽曲が入らないっていう構成もすごくよかった。それに対して、『光学』を引っ提げてのツアーは、過去の楽曲や、その彩りも加えながら伝えていくという作業なので、当然見せ方は違うんですけど、『光学』の曲がどんなふうにお客さんに届くのか楽しみですね。
──『光学』の楽曲は演奏技術も含め、かなりレベルアップしたんじゃないかと思うんですけど、ライブで演奏してみていかがでしたか?
大木:想像していたよりもよかったです。確かに難しい曲もあるんだけど、スタジオで緻密に作り上げた曲でも、ライブではより感情が乗るってことがわかったので、とても楽しくやれましたね。

──さて、6月27日のツアーファイナルは18年ぶりとなる幕張メッセ公演ですが、ファイナルの会場に幕張メッセ国際展⽰場9-10ホールを選んだのは、どんな理由からだったんですか?
大木:いろいろな理由があるんですけど、武道館とのコントラストがすごくはっきりしているというところで選びました。武道館は造りが立体的で、上の上のほうまでお客さんが入ってるけど、幕張メッセは平面的で奥の奥のほうまで入っているというか、いわゆるライブハウスのでっかいバージョンみたいなイメージがあるんです。そういう奥行きのある場所で、今の僕たちはどんな演出ができるのか。そして、それをお客さんにどんなふうに見てもらえるのかってところで、“ぴったりなんじゃないか”と提案していただいたので、だったら挑戦してみようかということになったんです。
──なるほど。大きなライブハウスですか。
大木:でも、イスは設置しようと考えているので、大きな箱って言ったほうがいいかもしれない。さっき言ったコントラストでいうと、武道館は唯一無二なんだけど、幕張メッセってある種無機質だから、“あとはおまえら次第だよ”みたいな強さを感じるんです。そこでどんなことができるのかっていうのは本当に僕ら次第だと思っています。
──ツアーが始まる前から、気が早いとは思いますが、ツアーを終えたとき、どんなところに到達していたいと思いますか?
大木:大きな成功を成し遂げることもまだまだ諦めてはいないですけど、そう思いながら、ここまで続けてこられただけで、もう奇跡だという気持ちもあって。なので、何かを手に入れるってことではなくて。事故なく、怪我なく、最高のライブができたと思えて、お客さんも「最高だった」と言ってくれて、あわよくば、お客さんの人生をポジティヴに変えられて。なおかつ、世界を少しでも平和にしようと思ってもらえたら。世界はそうやって平和になっていくと思っているから、その小さなことが大きなことに繋がると信じて、いつかは死んでしまう人生の中で、たった一滴のような時間が最高になったと思うことができたら。もちろんライブだけに限らないけど、それが日々の目標ですね。
──ところで、ACIDMANのライブでは必ずと言っていいほど、オープニングSEの「最後の国(introduction)」(アルバム『ALMA』収録 / 2010年発表)が流れると、曲に合わせてお客さんがハンドクラップするじゃないですか。あれはお客さんが自然にやり始めたんですか?
大木:あの曲は世界が終わる最後の日、人類が残された時間を謳歌しようと手を叩いている光景をイメージして作ったんですよ。切ないんだけど、めちゃくちゃ楽しんでるっていう究極のハンドクラップだから、フェスとかワンマンとか、そういう場所にぴったりだと思って、使い続けている曲です。

──ツアーが6月27日に終わると、夏フェスシーズンに入りますが、2025年8月に福井県大野市の六呂師高原で開催された<六呂師 Starry Music Festival 2025>は、ACIDMANにぴったりのフェスでしたね。
大木:素晴らしかったですよ。何が素晴らしかったかというと、フェスのアンバサダーを仰せつかった特権なのか、越権なのかわからないけど(笑)、満天の星空の下で話をしたいから、「飲食ブースの明かりも含め、会場を真っ暗にしてもらえないか」ってお願いしたら、対応していただけて。六呂師って星がきれいなところなんです。だから、真っ暗にしたら、天の川がくっきり見えて、お客さんの歓声が上がったんです、「おぉ~!」って。それに気を良くして、僕は20分ぐらい宇宙の話を喋りました(笑)。
──フェスのステージで20分のMCってかなり長いですよ(笑)。
大木:でも、星の話でかなり感動していただけたました。もっと喋ってもよかったかなと思いましたけど、そこは大人として20分でやめておきました(笑)。
──夏フェスの出演も幾つか決まってきていると思うんですけど、ACIDMANは昨年、LuckyFMとBARKSが共催している<LuckyFes>に出演しましたが、いかがでしたか?
大木:僕らにとってひたちなかは、<ROCK IN JAPAN FESTIVAL>の思い出があります。<LuckyFes>総合プロデューサーの堀さんと、ロッキング・オン・グループ代表の渋谷さんは交流があるという話を最初に聞いていたんですけど、<ROCK IN JAPAN>の引き継ぐべきところは引き継いでいる、いいフェスだなと思いました。僕らにとっても思い入れのある場所なので、あの文化を守りながら、<ROCK IN JAPAN>の色じゃないアーティストを集めつつ、まったくジャンルの違う人たちを見事に組み合わせてひとつのパッケージにするっていう難しいことをちゃんとやられていたのは、すごいと思いました。
──MCでは「このLuckyFesが、ずっと、ずっと続きますように!」とおっしゃってました。
大木:演奏していても楽しかったですから。ステージを終えて、楽屋エリアでも、ずっと飲んでいたいという空気が流れていました。遅くまで残ってたから、もしかしたら迷惑かけたかもしれないですけど(笑)。
──昨年は、ツアー<This is ACIDMAN>や、そのファイナルの7年ぶり7度目の日本武道館公演をはじめ、数々のフェスやイベント出演、そしてトリビュートアルバム『ACIDMAN Tribute Works』含むアルバム2作同時リリースなど、てんこ盛りの1年でしたが、2026年も充実したものになりそうですね。
大木:はい。今年も去年以上に頑張ります。
取材・文◎山口智男
撮影◎淵上裕太

■LIVE Blu-ray『This is ACIDMAN 2025 in日本武道館』
2026年4月1日(水)発売
予約リンク:https://acidman.lnk.to/2025budokanPR
詳細リンク:https://acidman.jp/newsinfo/20260228/
【Blu-ray】TYXT-10089 8,030円(税込)
▼Blu-ray収録内容
◯<This is ACIDMAN 2025 in日本武道館>
01.world symphony
02.夜のために
03.FREE STAR
04.式⽇
05.スロウレイン
06.⽩と⿊
07.リピート
08.sonet
09.季節の灯
10.愛を両⼿に
11.世界が終わる夜
12.⾵追い⼈(前編)
13.廻る、巡る、その核へ
14.ファンファーレ
15.輝けるもの
16.造花が笑う
17.ある証明
18.ALMA
encore
en1.feel every love
en2.Your Song
◯ACIDMAN LIVE TOUR “This is ACIDMAN 2025” Documentary Film

●CDショップ購入者特典
・Amazon.co.jp:LIVE PHOTOビジュアルシート
・タワーレコード:LIVE PHOTO ポストカード
・その他CDショップ:LIVE PHOTO SET
※購入特典は先着の特典です。なくなり次第終了となりますので、特典をご希望の方はぜひお早めにご予約ください。
※一部お取扱いのないCDショップ、オンラインショップもございます。詳しくは購入ご希望のショップへお問い合わせ下さい。
※一部オンラインショップでは特典付き商品カートがございます。特典をご要望のお客様は詳細をご確認の上、特典付き商品カートよりお買い求め下さい。

■全国ツアー<ACIDMAN LIVE TOUR “光学”>
4月09⽇(⽊) 神奈川・KT Zepp Yokohama
4月18⽇(⼟) 宮城・⽯巻 BLUE RESISTANCE
4月29⽇(⽔/祝) 静岡・LIVE ROXY SHIZUOKA
5月10⽇(⽇) 新潟・NIIGATA LOTS
5月15⽇(⾦) ⼤阪・NHK⼤阪ホール
5月22⽇(⾦) 埼⽟・ウェスタ川越 ⼤ホール
5月24⽇(⽇) 福岡・DRUM LOGOS
5月29⽇(⾦) 宮城・仙台 Rensa
6月06⽇(⼟) 岡⼭・CRAZYMAMA KINGDOM
6月14⽇(⽇) 沖縄・桜坂セントラル
6月27⽇(⼟) 千葉・幕張メッセ国際展⽰場 展⽰ホール9-10
詳細:https://acidman.jp/newsinfo/20251026-2/

■ACIDMAN 直筆サイン入りチェキ プレゼントキャンペーン概要
【応募資格】
・日本国内にお住まいの方
・Xアカウントをお持ちの方
・BARKS編集部 Xアカウントから投稿される応募用のポストをキャンペーン期間内にリポストした方
※必ずご自身のアカウントを“公開”にした状態でご参加ください。アカウントが非公開の場合は参加とみなされません。
※ダイレクトメッセージを受信拒否設定している場合、参加とみなされません。
【賞品名・当選人数】
・ACIDMAN 大木伸夫 直筆サイン入りチェキ
・2名様
【応募方法】
1) BARKS編集部 Xアカウント「@barks_news 」をフォローしてください。
2) BARKS編集部 Xアカウントから下記キャンペーン期間中に投稿されるキャンペーン応募用の投稿をリツイートしてください。
3) 上記で応募は完了となります。
※フォローを外すと応募権利がなくなりますのでご注意下さい。
【応募期間】
2026年3月31日(火)~2026年5月1日(金)23:59まで
※上記期間内にされたリポストが応募対象です。
【当選発表】
・X DMにて当選のご連絡と専用フォームのURLをお送り致します。
・専用フォームで必要事項を入力ください。
【賞品発送】
・配送は国内のみ、賞品は2026年6月上旬に発送予定です。
※やむを得ない事情により賞品の発送が若干遅れる場合がありますので予めご了承ください。
※ 以下のような場合には、ご当選の権利を無効とさせていただきます。
1) ご住所入力の不備により、賞品がお届けできない場合。
2) ご不在などにより、運送会社での保有期間を超えて賞品をお届けできなかった場合。
【ご注意事項】
・転売 (不特定多数への転売、オークションなどを含む)目的でのご応募は、ご遠慮願います。
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