WOLF HOWL HARMONY、グループ初の単独海外公演開催「これからも音楽で世界中にパワーを届けていきたい」

WOLF HOWL HARMONYが、12月20日にグループ初の単独海外公演<WOLF HOWL HARMONY LIVE & FAN MEETING TOUR 2025 BAKUON DREAM – FINAL – in BANGKOK>を開催した。7月から日本全国18会場を巡った初のライブファンミーティングツアーをタイ・バンコクで締めくくった。
12月6日には、東南アジア最大級の野外音楽フェスティバル<BIG MOUNTAIN MUSIC FESTIVAL 15>に出演したことも記憶に新しいWOLF HOWL HARMONY。2025年は、タイの大型音楽フェスティバルに複数出演したほか、7月に“タイのエンターテインメントシーンにおいて最も注目される日本のグループ”として『ASIA TOP AWARDS』にてBest Boy Groupを受賞、9月にシンガポールで行われた世界三大音楽見本市<MUSIC MATTERS LIVE 2025>に出演するなど、日本国外でも様々な活動を行ってきた。本記事では、その着実な活動によって実現した、念願の単独海外公演の様子をレポートする。
オープニング映像から始まったバンコク公演。「Bossa Bosa」のイントロが流れ始めると会場の熱が徐々に高まり、メンバーが登場するとファンからは大きな歓声が飛んだ。サビの高速ダンスで観客の盛り上がりは増し、その勢いのまま2曲目へ突入。「Sugar Honey」では楽曲に合わせて観客が曲名をコールしたり、ライブの定番曲である「You&I」では会場全体がタオルを振ったり、と大きな盛り上がりを見せ、メンバーとファンそれぞれが公演を心待ちにしていた様子が感じられた。


最初のMCコーナーでは、タイ語を中心に、メンバーが自己紹介。タイ北部・チェンマイの料理であるカオソーイが好きだと話すRYOJIは、「チェンマイに行きたい」とマネージャーに懇願。GHEEは「I say GHEEちゃん You say ローマーク(かっこいい)」と独特のコール&レスポンスを行い、それぞれ笑いを誘った。HIROTOは、好きなスイーツから“カオニャオマムアン・ボーイ”だと名乗ったが、隣のSUZUKIが自分もそうだ、と割って入る。SUZUKIは「今日のためにタイ語を練習してきた」と話し、先日のBIG MOUNTAIN MUSIC FESTIVAL出演時に話題を呼んだ、GHEEの手の甲にキスするシーンを再現、会場からは大きな悲鳴が上がった。
4人の自己紹介が終わると、RYOJIが「Are you ready!?」と会場を煽り、パフォーマンスが再びスタート。メンバーそれぞれが自らの想いを詞に込めたラップを披露したり、アカペラを披露したり、とグループの強みを余すことなく伝えていく。
トークコーナーでは、MCを交えてトークを展開。「今最もタイでやりたいことは?」と聞かれると、RYOJIが「チェンマイに行きたい」と即答し、笑いが起きる。コーナーの最後には、タイの挨拶・ワイのポーズを取りながら、“微笑みの国“タイにふさわしい微笑みをしてほしい、というリクエストに従って、メンバーそれぞれが思い思いの表情を披露した。


MCが退席すると、メンバー自らがタイ語で「次の楽曲は、僕たちが初めてカバーしたタイの楽曲です。」と曲紹介をし、タイの人気アーティストTilly Birdsの「Same Page?」をカバー。続けて「Fade」(オリジナル:Jeff Satur)も披露し、その歌唱力やタイ文化への敬意に観客からは感嘆の声が上がった。
ゲームコーナーでは、椅子取りゲームならぬマイク取りゲームを実施。タイの賑やかな楽曲をBGMに踊りながらマイクの周りを回り、メンバー同士でマイクを取り合う姿に会場は大盛り上がりだった。最後の1人になるまでマイクを取り続けたRYOJIは、賞品として“他のメンバー3人に何でも言える権利”を獲得したが、賞品で「チェンマイに行きたい」とここでもアピール。
ゲームコーナー後には、突然会場が暗転し、現地のファンによって制作された動画がサプライズで流れた。オーディション時代から国境を越えてグループを見守ってきたファンからのプレゼントに涙を浮かべるメンバーも見られ、動画が終わると感謝の言葉を口にした。GHEEは「僕たちももっともっと大きなステージに、国境関係なく(立っていきたい)」、RYOJIは「世界中で色々なことが起こると思うが、僕たちはずっと音楽で手を取り合って、一緒に時間を歩んでいきましょう」と語り、改めて音楽が持つ力を実感したようであった。



その後も最新曲の「Marmalade」などを披露。ラストにはファンネームにもなっている「LOVE RED」をパフォーマンスし、タイのLOVEREDとの再会を誓って公演は幕を閉じた。
公演を終え、GHEEは「これからも日本での活動を大切にしながらもまたタイに戻ってきたいですし、アジア、南米、そしてさらに多くの地域へと、僕たちの音楽を届けていきたい」、SUZUKIは「また今度ツアーをやる時はアジアツアー、そしてGHEEのルーツでもあるブラジルでの公演もやれるように、より多くの世界中の方に僕たちのLove,Dream,Happinessを届けられるようにこれからも頑張ります。」とコメント。メンバーそれぞれが海外進出への想いを強くした。
日本で開催されたライブファンミーティングツアーの最終公演でありながら、本公演を待ち望んでいたタイのファンのため、内容をアレンジして臨んだWOLF HOWL HARMONY。終演後には、「日本の公演と違い、タイの歌を歌ってくれたことに感動した。もっとたくさんの人に見つかってほしい。」、「サプライズ動画の場面が全部良かった!メンバーも泣き、ファンも泣いた。」といった声が飛び交い、ファンとの距離が一段と近づいたことを印象づけた。
グループは、2026年1月31日にタイ・カオヤイで開催されるジャパニーズ・ミュージックカルチャーフェスティバル<MUUJI FESTIVAL 2026>へ出演するほか、3月12日にはグループ初となるEP『tera』のリリースが控えている。2026年もグローバルでの活躍が期待される彼らから目が離せない。

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■RYOJI コメント
今回、目標にしていたタイでの単独公演を開催することができました。この経験を経て、音楽で繋がることの素晴らしさに感動しましたし、改めてサポートしてくださる皆さんには感謝しかありません。サプライズムービーも、心が温かくなりました。だからこそ、もっと単独でのLIVEを開催する機会を増やしていきたいですし、アジアツアーも目標です。LIVEでたくさん会いにいきたいと思っているので、開催する時はまた遊びに来てください!最高な時間を、本当にありがとうございました!
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■SUZUKI コメント
僕たちの初の海外での単独公演を終えて、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。僕たちは日本でも、今年初めて単独公演を行うことができたばかりで、色んなことに挑戦しながらウルフとは何なのかというところを追求してきました。挑戦した分、色んな壁にぶつかり不安な気持ちもありました。
でも、公演を一つ一つ終えるたびに確実に学びはあって、また一つ大きくなれたと思います。タイでの公演はその集大成でした。
今まで日本でやってきた公演とは少し内容も違ったり、言葉も違ったり、ちゃんとお客さんは来てくれるんだろうかなど色んな不安もありましたが、本当に幸せで楽しい時間を過ごせたと思っています。こうやって世界中にウルフなりのLove,Dream,Happinessを届けていきたいという思いがより強くなった公演でした。僕たちはこの公演を僕たちの目標に向けた第1歩目だと思っています。こうやって一歩一歩確実に応援してくれるみんなと進んでいきたいです。
また今度ツアーをやる時はアジアツアー、そしてGHEEのルーツでもあるブラジルでの公演もやれるように、より多くの世界中の方に僕たちのLove,Dream,Happinessを届けられるようにこれからも頑張ります。もっとでっかくなって帰ってきます。これからも応援よろしくお願いします。
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■GHEE コメント
今回のツアーを通して、積み重ねてきた時間や経験が、今の僕たちの土台になっていると感じました。日々の活動やライブ、日本でも応援してくれている皆さんの存在があったからこそ、自信を持ってステージに立つことができたと思います。その中で迎えたタイでの初の単独公演は、僕たちにとって次のステージへ進むための大切な一歩でした。日本で培ってきたパフォーマンスや音楽が、国や言葉を越えてもしっかり届いたことはすごく嬉しかったですし、まだまだ課題はありますが大きな手応えになっています。時には重圧と戦うようなこともありますが、これからも常に挑戦的な姿勢であり続けたいです。このツアーを通して沢山の経験ができたこと、こうしてみなさんと時間を共に過ごせた事が本当に嬉しかったです。これからも日本での活動を大切にしながらもまたタイに戻ってきたいですし、アジア、南米、そしてさらに多くの地域へと、僕たちの音楽を届けていきたいと思っています。
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■HIROTO コメント
BAKUON DREAM BANGKOK公演を無事終えることができました! 僕たちとしては初の海外での単独公演で、楽しみな気持ちもありつつ、不安な部分も沢山ありました! でも、タイのLOVEREDの皆さんは本当に温かくて、ライブ中に僕たちにサプライズで動画を作ってくれたり、メッセージを残してくれたりして、感謝の気持ちでいっぱいです! この公演を終えて、音楽に国境なんて関係ないということを改めて感じました。これからも、自分たちの音楽を通じてパワーをお届けできるように世界中で活動していきたいと思います。今回のBANGKOK公演は僕たちにとって大きな財産になりました。また絶対帰ってきます! ライブする時は是非遊びにきてください!
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◾️1st EP『tera』

2026年3月12日(木)リリース
予約:https://wolfhowlharmony.lnk.to/tera_cd
詳細:https://wolfhowlharmony.jp/news/detail.php?id=1130326
■ライブ公演日程
千葉・LaLa arena TOKYO-BAY (ららアリーナ 東京ベイ)
2025年12月26日(金):開場17:00/開演18:00
詳細:https://www.ldh.co.jp/news/detail.php?lang=jpn&site=TRIBE&newsid=0000051970







