【インタビュー】『カリスマ』3rdアルバム発売。本橋依央利役・福原かつみ × 湊大瀬役・日向朔公「『カリスマ』という作品自体のようにも思える」

◾︎最後まで笑顔で駆け抜けるのは大きな目標の一つ
──いろんなことがあった4年間を経て、9月10日には3rdアルバム『カリスマガンボ』がリリースされます。
福原:収録されている曲を見ると、『カリスマガンボ』というタイトルがピッタリなアルバムだなと思います。語呂もいいですよね。「ガンボ」というワードを持ってくるところも『カリスマ』感がありつつ、アルバムのごちゃ混ぜ感もあり・・・。今となってはこのタイトルしかないなと思います。
日向:一つひとつの曲のカロリーが高いじゃないですか。クセの強い楽曲がごちゃ混ぜになっているアルバムというか。それって、クセの強い7人がカリスマハウスで共同生活をしている『カリスマ』という作品自体のようにも思えるんです。今回の『カリスマガンボ』は、『カリスマ』を象徴するアルバムなのかなと思ったりもしました。
福原:素晴らしいコメント! 一言一句、完全に同意です。
──日向さんのお話を聞くと、そうとしか思えなくなってきますね。おっしゃる通り、いろんなタイプの楽曲が収録されています。お二人が目にして覚えている、凡人の方々の反応を教えてください。
福原:「カリスマピザパーティー」は、凡人の方たちは何もわかってなかったのではないかと思います(笑)。ただ、作詞作曲を担当してくださった山崎徹さんは『イナズマイレブン』の曲を作っている方なんですよね。なので山崎さんを知っている方からすると「ぽいな〜」と思ったみたいです。でも、8〜9割の方は「どんな意味があるんだろう。多分ないんだろうな」と思ったんじゃないですかね(笑)。

──「ないんだろうな」で正解なんですね(笑)。
福原:僕はOKだと思っています(笑)。考えるだけ野暮かな、みたいな。「カリスマピザパーティー」に関しては、僕も「楽しもうぜ!」という気持ちで録ったので、同じ反応を凡人の方々がしていたのが嬉しかったです。
日向:「カリスマピザパーティー」は久しぶりの楽曲だったので、凡人の方々の「キャー」は嬉しいという意味での「キャー」だったと捉えました。『カリスマ』の「キャー」って2種類あるんですよ。悲鳴の「キャー」と、黄色い歓声の「キャー」(笑)。
福原:悲鳴の方は「キャー」というよりも、「うわぁー!」だもんね(笑)。
日向:なので、これは嬉しい方の「キャー」なんだろうなと思っていました。2曲目の「カリスマさびら」は、現地の方が結構ざわついていませんでしたか? 沖縄の方々が「沖縄に来るな!」「侵略される」って(笑)。
福原:たしかにそういう感じだったね。でも、それはもちろん楽しみながら扱ってくれているというか。カリスマたちは若干適当に扱われるんですよ。トンチキな連中ですからね。その扱いで正解です。
日向:イケメンなんですけどねぇ。
福原:でも歓迎はされていましたよ。「楽しんでいってほしいな」「海とか入ってはしゃいでいるのかな」って素敵なコメントもありました。
──3月リリースでしたが、今の時期にピッタリですよね。
福原:たしかに、「ちょっと時期が違くない?」みたいなコメントもありましたね。鋭いですよね。凡人の方々って、センスのあるツッコミをする方が多いんです。とくに「カリスマさびら」はツッコミどころが多くて。楽曲だけじゃなくて、MVも「なんで料理が宙を舞っているんだろう」「みんなで並んで踊っているのに、なんで左の2人だけは縁石から下にいるんだろう。立ち位置直さないのかな」とか。
日向:僕らも凡人の皆さんの言葉で新しい気づきがあることもあります。
──いい関係性ですね。お次は「とってもかりちゅま」。
日向:「カリスマさびら」の時に、「夏を先取りしているから、次は秋か冬を先取りするのかな」という考察があったんですね。で、次に配信されたのが「とってもかりちゅま」だったので、「やっぱり『カリスマ』は裏切ってくるよね〜」というコメントを見て笑っちゃいました。
福原:季節じゃなくてまさかの子ども、という。こどもの日の配信でしたからねぇ。
日向:そこは合わせてくるんだ、と思いました(笑)。
福原:反応的には「子どもに何させているんだ!」という声があったのが印象に残っています。
日向:凡人さんは、良識ある大人の方が多いですよね。ツッコんでほしいところは、ちゃんとツッコんでくれるんです。
福原:「また『カリスマ』がなんかやってるよ。おもしれぇヤツらだなぁ」って見てくださっているのはありがたいです。
日向:MVでお面をつけた子どもたちに踊ってもらって「子どもに何をさせているんだ」と言われていましたが、その後子どもたちがお面を埋めているシーンがあるので、ちょっと許された感じもありました。
福原:「埋めているからセーフかな」という声もあれば、「埋めてるからって許されると思うなよ」という声もあってね(笑)。もちろんネタで言っているのはわかっているので、反応を見るのが楽しかったです。
日向:次は「カリスマ温泉郷」かな。
福原:これは珍しくチルい曲だったので、そこに反応してくださる方が多かったですね。「今までになかった雰囲気の曲だね」という声がありつつ、「なんでこいつら各地の温泉ツアーしてるんだ?」、「急に紹介してくれるのはなぜなんだ?」と、戸惑いもあったみたいです。でも、まぁこれも考えるだけ野暮なんですけどね(笑)。
日向:チル曲っていいなと思いながら聴いていたら、最後の方で「温泉合体」という謎のワードが出てきて。
福原:合体したら、はてなコメントがいっぱい出てきていました。
日向:「そうなるよね。僕たちもそうだよ」と思いながら見ていました。
福原:「温泉来たし、合体するかぁ」みたいな。しかも温泉が宙を舞っていましたからね。でも、深く考えるのは野暮なので、暖かく見守っていてほしいです。MVに関する声が多かったよね?
日向:そうですね。「嬉しくないチラリズム」っていうのがありました。イケメンコンテンツにおけるチラリズムってご褒美なはずなんですけどねぇ。
福原:あとはスミスさん、ReeeznDさん、バーバパパさんなどポリゴンパートを担当してくださった方のファンも多いので、映像についての反響も大きかったです。
日向:うちのマネージャーさんもバーバパパさんが好きで、喜んでいました!
──続いては「FUJIYAMA CHARISMA」。
福原:初手からカリスマハウスを壊していましたからね。まあ、数分すれば元通りに戻るんですけど(笑)。
日向:ハウスが爆発した後の逃げ方に個性がある、っていう反響もありましたね。依央利はハウスを気にしながら逃げていたりして。大瀬は「気持ち悪い」と言われていました(笑)。
福原:大瀬くんの逃げ方、ドタバタして気持ち悪いってあったね(笑)。曲に関しても、「音ゲーみたい」という声がありましたね。あそこまでテンポが速い曲は今までなかったんじゃないかな。ジャケ写を見ると、厳かな感じかと思いきやめちゃめちゃアップテンポ。
──ありがとうございます。そして、まもなく「超カリスマ凡踊り」も配信されます(取材は配信前に実施)。お二人は最初に聴いた時、どういう感想を持ちましたか?
福原:入りの部分は「カリスマが、ちゃんと出たんだ。……なにそれ?」と思いました(笑)。そこから曲調が明るくなっていって、お祭り騒ぎが始まってからはいい雰囲気だな、と。全員で楽しめそうだし、凡人の方々も楽しんでくださるだろうなと感じました。ライブでも所構わず踊り狂ってほしいですね。
──歌割りも面白いですよね。依央利は理解さんと、大瀬はふみや、猿川と一緒に歌っているパートがありますが、歌ってみていかがでしたか?
福原:依央利と理解さんは音の波長的に、キレイにハマるんだなと思いました。歌い方も合わせたりしたんですよ。《みんなを感じてる》は天から凡人の皆さんを見守る神っぽいイメージで歌ってみたり。声質も相まって、かなりキレイなパートになったんじゃないかな、と。
日向:僕のパートは年少組のキャラクターが集まっているんですね。それに意味があるのかなと思って。大瀬はキャラクター的にキャピキャピはできないのですが、若さを意識した声で歌いました。その感じはみんなで出せたのかなと思っています。
──日向さんがおっしゃった、意味があるか否かの正解はわかったのですか?
福原:多くは語られないよね。
日向:そうなんです。聞けば返してくれると思うんですが、僕は自分の信じたものを出して歌っていました。
福原:わかる、わかる。
──さらに、お二人が歌っているユニット曲「ねんねむりんりん」も収録されています。
福原:結構静かな曲ですよね。なんだかミュージカルっぽいなと思っていて、個人的にミュージカルやオペラっぽく歌うのが好きなので、収録が楽しみだなと思いました。サビがかわいいよね。
日向:そうそう! これはかつみさんが先に録って、僕はその声を聴きながら挑ませていただきました。すごく歌いやすかったです。
福原:おぉ、よかった。
──この曲は楽曲のかわいらしさと、歌詞の過激さのギャップが面白いなと感じました。お二人から見た魅力はどこにあると思いますか?
福原:僕は歌っている時にめっちゃ表情をつけているんですね。基本的に依央利は口角を上げて歌うのですが、「ねんねむりんりん」のAメロの《奴隷たる者は睡眠より奉仕》などの部分は口角を下げて、目の光を消す感じで歌いました。逆にサビはルンルンしながら歌っていますね。やっぱり表情を変えると声が全然違ってくるんですよ。どれだけ気持ちを作っていても、口角が上がっていなかったら音に乗らないので伝わらないんです。この曲に限らず『カリスマ』の曲はすべてそうなのですが、僕は特に表情管理を大切にしています。例えば「もっと楽しそうに依央利っぽく歌っちゃっていいですよ」と言われたら、もっと口角を上げてみるんです。そうすると全然違って。そういう表情がコロコロ変わるのが「ねんねむりんりん」の魅力かなと思います。
日向:この曲は、もともとコミック限定の特典CDだったんですね。ドラマトラックがあってのこの曲だと思うので、僕はドラマトラックのしっとりした感じから繋がるからこそスッと入ってきていた楽曲だったんですね。なので、今回ドラマトラックがない状態でアルバムに収録されて、曲だけを聴いた方はどう感じるんだろうと興味があります。普段は言い合いをする2人がいきなりしっとり入るというのが、僕は最初ピンと来なかったんですよね。そういった反応を楽しめるのも、この曲の魅力かなと思います。

──同曲も凡人の方々の反応が楽しみですね。そして、11月にはアルバム発売記念ツアー<カリスマガンボツアー>が開催されます。『カリスマ』史上最大キャパとのことですが、どういう気持ちで公演に臨もうと思っていますか?
福原:最後まで元気いっぱい走り抜けられたらいいなと思っています。
日向:怪我なく、安全にね。みんなが楽しめたら最高ですからね。
──どうやらステージに皆さん出ずっぱりになるかもしれない、という噂もお聞きしました。
福原:そうなんです。今までもずっと出ずっぱりで、ほぼステージからはける瞬間がないんですよ。曲の合いの手があったり、何かしら役割があるのでずっとステージにいて。曲と曲の合間もちょっとしたお笑いパートがあるんです。今回も多分ないんだろうな、と思っています。
日向:汗だくの僕たちが見放題です(笑)!
福原:『カリスマ』に関しては、僕はもうはけたくないまでありますね。
日向:はけないことが一つの形になっている部分がありますよね。
福原:なかなか他にはないと思うんですよ。しかも、それも楽しみというか、「やっぱり『カリスマ』は違うな」と思ってくださる凡人の方もいらっしゃると思うので、最後まで笑顔で駆け抜けるのは大きな目標の一つになりつつありますね。
日向:僕がライブを見に行く時、キャラクターとしてのその人も見たいし、素の部分も見たいと思うんですね。最近はなくなりましたが、最初の頃は歌っていないのにステージ上に座ってペンライトを振っていたことがありました(笑)。歌わないのに出ずっぱりだったから、素の僕たちを見られる場でもあるんですよね。そこも一つ見どころでもあります。
福原:ファーストブレイクは合いの手がないのに、カラオケにいる感覚で「うぉーい!」、「いいぞー!」みたいなこと言っていたね(笑)。今回もまた色々な楽しみがあると思いますので、ぜひ皆さん足を運んでいただけたら嬉しいです。
取材・文◎高橋 梓
写真◎尾藤能暢
■3rdアルバム『カリスマガンボ』

発売日:2025年9月10日(水)
品番:KICA-3315 形態:CD 定価:¥3,850(税込)
CD購入:https://crsm.lnk.to/3rdALPR
収録楽曲:
1. カリスマピザパーティー/七人のカリスマ
2. カリスマさびら/七人のカリスマ
3. とってもかりちゅま/しちにんのかりちゅま
4. カリスマ温泉郷/七人のカリスマ
5. FUJIYAMA CHARISMA/七人のカリスマ
6. ねんねむりんりん/本橋依央利&湊 大瀬
7. ほわシャパ☆カリスマス/猿川 慧&天堂天彦
8. カリスマハウスの事件簿~消えた秩序の笛~/伊藤ふみや&草薙理解&テラ
9. カリスマ伝説/七人のカリスマ
10. 超カリスマ凡踊り/七人のカリスマ
[おまけ]
11. ビックカメラのテーマソング(カリスマver.)/七人のカリスマ
12. カリスマガンボ /七人のカリスマ
※初回生産分のみ『カリスマガンボツアー』チケット先行抽選申し込みシリアルコード封入
法人別購入&早期予約特典●法人別購入&早期予約特典:
・カリスマガレージ:カリスマガンボ まな板シート(先行予約特典)&トレーディングアクリルキーホルダー カリスマガンボ ver.(全7種ランダム)※サイズ50mm×50mm
・アニメイト:トレーディングステッカー カリスマガンボ ver.(全7種ランダム)※サイズ120mm×120mm
・Amazon.co.jp:トレーディングA4サイズビジュアルシート カリスマガンボ ver.(全7種ランダム)
・TOWER RECORDS:カリスマガンボ2L版ブロマイド(1種)
・楽天ブックス:カリスマガンボスクエア缶バッジ(1種)
・HMV:カリスマガンボA4サイズクリアファイル(1種)
・メーカー特典:カリスマガンボL判ブロマイド(1種)
※絵柄および、メーカー特典の対象店舗は後日解禁となります。
※「カリスマガンボ まな板シート」はカリスマガレージにて7月27日(日)23:59までにご予約いただいた方への限定特典となります。他の法人でのご予約分は対象外となりますので、ご注意ください。

■<祝4周年・カリスマ感謝祭>

出演:
DAY1:山中真尋(草薙理解役)、大河元気(テラ役)、橋詰知久(天堂天彦役)
DAY2:小野友樹(伊藤ふみや役)、福原かつみ(本橋依央利役)、細田健太(猿川慧役)、日向朔公(湊大瀬役)
開催日時、会場:
東京ドームシティ シアターGロッソ(東京都)
DAY1:2025年10月4日(土)
17:00開場 / 18:00開演
DAY2:2025年10月5日(日)
16:00開場 / 17:00開演
チケット:
指定席:¥6,600(税込)
車椅子席:¥6,600(税込)
チケット販売スケジュール:
・オフィシャル先行
受付:2025年8月25日(月)19:00~9月2日(火)23:59
当落発表/入金期間:2025年9月5日(金)15:00~9月9日(火)23:59
受付URL:https://tixplus.jp/feature/charisma-house_4thanniversary/
※クレジットカード・コンビニ払い
※1人あたり2枚まで
・一般先着
2025年9月12日(金)19:00~各公演前日23:59まで
※クレジットカード払いのみ
・発券日
2025年9月25日(木)12:00〜
※年齢制限:未就学児童入場不可
※営利目的の転売禁止/転売チケット入場不可/オークションへの出品禁止
※出演者の変更に伴う払い戻しは致しませんので、ご了承ください
・車椅子席のご案内
本公演では、車椅子をご利用のお客様のために専用の車椅子席を設けております。
車椅子席をご希望の方は、席種をお選びいただく際、「車椅子席」をご選択ください。介助者・同伴者の方もチケットが必要となります。
※車椅子席は数に限りがございますので、あらかじめご了承ください。
主催・企画・制作:
キングレコード株式会社
問い合わせ:
HOT STUFF PROMOTION TEL : 050-5211-6077 (平日12:00~18:00) www.red-hot.ne.jp
■ライブツアー<カリスマガンボツアー>

出演:
七人のカリスマ声優(小野友樹/山中真尋/福原かつみ/細田健太/日向朔公/大河元気/橋詰知久)、カリスマダンサー、月蝕會議
開催日時、会場:
神戸ワールド記念ホール(兵庫県)
①2025年11月8日(土)
17:00開場 / 18:00開演
②2025年11月9日(日)
15:00開場 / 16:00開演
幕張メッセ イベントホール(千葉県)
①2025年11月29日(土)
17:00開場 / 18:00開演
②2025年11月30日(日)
15:00開場 / 16:00開演
チケット:
指定席 ¥11,500 (税込)
主催・企画・制作:
キングレコード株式会社 / EVIL LINE RECORDS
問い合わせ:
大阪公演:キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888(11:00~18:00※日祝除く) https://kyodo-osaka.co.jp/
東京公演:HOT STUFF PROMOTION TEL : 050-5211-6077 (平日12:00~18:00) www.red-hot.ne.jp
■初の大規模展覧会<祝4周年・カリスマ凡祭り>
会期:2025年9月13日(土)~10月19日(日)
前期 9月13日(土)~10月3日(金)
後期 10月4日(土)~10月19日(日)
※前期・後期で展示の入れ替えあり
※開催期間中無休
時間:
平日 14:00~20:00(最終入場は19:30まで)
土日祝 11:00~20:00(日時指定入場)
場所:東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)
主催:祝4周年・カリスマ凡祭り実行委員会
公式サイト:https://charisma-bonfes.charisma-house.com/
展覧会公式X:@charisma_BONfes
推奨ハッシュタグ:#カリスマ展
問い合わせ:東京ドームシティ わくわくダイヤル TEL.03-5800-9999(受付:10:00~17:00)







