『PAUL THE YOUNG DUDE』 限定盤 UICE-9006/7 通常盤 UICE-1054 2003年5月21日発売
1.I'M NOT AFRAID OF THE POLICE 2.I FEEL THE EARTH MOVE 3.MY RELIGION 4.DOWN TO MEXICO 5.SUPERLOUD 6.INDIVIDUALLY TWISTED 7.KATE IS A STAR 8.G.V.R.O 9.I LIKE ROCK 10.LET THE COMPUTER DECIDE 11.GIRL CRAZY 12.GIRLS WHO CAN READ YOUR MIND(DEMO) 13.GIRLS WATCHING(WITH JIMI KIDD) 14.MILLION DOLLAR SMILE(LIVE) 15.KARN EVIL 9(LIVE) 16.GILBERTO CONCERTO 17.THE SECOND LOUDEST GUITAR IN THE WORLD
JPJ=JOHN PAUL JONES(ジョン・ポール・ジョーンズ) SH =STEVE HACKETT(スティーヴ・ハケット) PG =PAUL GILBERT(ポール・ギルバート) NB =NUNO BETTENCOURT(ヌーノ・ベッテンコート) ●東京での二日間の公演を終えての感想は? 特に楽しめた曲は?
PG:僕個人としては、ステージ横でスティーヴのクラシック・ギターを見てた瞬間が最高に幸せだった。彼の手にかかると、ギターがまるで別の楽器に見えてくる。あの右手の動きは本当にスゴイよ。ギターという楽器を完全な形で扱ってる。僕には考えつかないことだらけだったよ。ヌーノは、最初にLAで会った時、似たようなバックグラウンドを持ちながら、こうも違うんだなと実感した。彼のリズミックなプレイは大好きなんだ。ドラマーの心を持つギタリストだね。ソロもウマイし声もいいし。昨日最も感動した瞬間は、ジョンとツーショットで「GOING TO CALIFORNIA」を演奏した時。もう少しで泣くところだった。
JPJ:そんなに酷かった?
PG:(笑)
NB:スティーヴと二人で飛び出してって、もう少しで君を抱きしめるところだったよ!(笑)
PG:本当に感動した。あまり考えすぎないように自然体でプレイしたのがよかったのかも。彼は僕らに大きな影響を与えた。ツェッペリン時代はもちろん、ソロの曲もとても興味深い。しかも、あのラップスティール! 昨日の「NOBODY'S FAULT BUT MINE」で弾いたラップスティールは世界一アグレッシヴだと思うよ。マンドリンも素晴らしかった。僕の曲では、初めてライヴでやった「VIKING KONG」がよかったな。スピーディーな曲だけど実際はスローなパートも多くて、ありとあらゆるチョーキングを駆使してみたよ。僕はトレモロアームを使わないから、指で思いっきりチョーキングしてね。
NB:僕にも教えてほしかったな!
PG:あとはお客さんもとてもよかったね。
NB:僕は今12歳だから2歳の頃聴いてた音楽を…じゃなくて、とにかく、「LOS ENDOS」を演奏したことが嬉しかった。っていうか信じられなかった。だって僕は大ファンで、ジェネシスもスティーヴの音楽も全部聴いていたからさ。それに、まさかこの自分があのジョン・ポール・ジョーンズと「NOBODY'S FAULT BUT MINE」を演奏するとは思わなかった! この曲は全員が参加したという意味でも特別だったし、一人でも間違うととんでもないことになっちゃうから、みんな祈るような気持ちで演奏していたんだよね。だから無事演奏し終えた時には思わず手を挙げて「やった!」って叫んじゃったよ。あと、今回大好きになった曲が(ジョン・ポール・ジョーンズの)「TIDAL」。リハーサルの時ジョンが「誰か手伝ってくれるギタリストはいない?」と訊くから必死にアピールして使ってもらったんだよ(笑)。あのリフのパワーは僕の体内へ染みこんでいったね。あと、ポールの「I LIKE ROCK」も、あのラモーンズばりのノリが楽しかった。とにかく全部が全部楽しかった。自分が出てない時でもずっと聴いていて、早く出たくてしょうがないって気持ちだったんだ。最高だね。