【フジロック】ナイーブな優男として知られていたマークは一体…?

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ロリンズ・バンドの直球ステージ終了からセット・チェンジの間、小雨がぱらつき、昨日にひき続き、今日もまた雨か? と不安になったけれど、アニマルハウスのメンバーがステージに現れる頃には、またピーカンに戻りホッとひと安心。

それにしても、このアニマルハウスの演奏に期待していた人は、きっと多いはず。なぜなら、U.K.ロック・シーンに一時代を築いた元ライドのマーク・ガードナーの新バンドである。否応がまでに期待は膨らむ。

しかし、彼らのステージを見て、複雑な気持ちになったファンもきっと多いはずだ。

まず、U.K.ロック・シーンのトレンドを追いかけているようにしか聴こえない音楽性に問題あり。でも、一番の問題は「アニマルハウス! アニマルハウス!」と連呼する暑苦しさと演奏と楽曲の野郎臭さだろう。

ライド時代、ナイーブな優男として知られていたマークは一体、どこに?

もちろん、以前とは違うことをやりたいという意気込みは分かる。でも、どう考えてもマークの坊主頭同様、不自然な野郎臭さは無理がある。

終演後、「がっかりした」という声を、僕はずいぶん聞いた。

早々にハリケーン#1を解散してオアシスに加入したアンディ・ベル。そしてアニマルハウスのマーク・ガードナー。かつて一時代を築いたバンドのフロントマンとしては、その現在はちょっと淋しすぎるんじゃないだろうか?

ただ確かに言えることもある。これからどのようにバンドが成長、洗練…あるいはワイルドに昇華されているのか、ある意味、最も興味深く、気になるバンドであることには全く変わりないのだ。

Repoterd by Tomoo Yamaguchi, Launch JAPAN

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