<MTV SING OUT 『歌おうぜ!』 supported by PEPSI NEX>大特集
<MTV SING OUT 『歌おうぜ!』 supported by PEPSI NEX>2009.9.2@SHIBUYA-AX
トータス松本、PUFFY、MAY J.、スガシカオ、JUJUが結集した渋谷の濃すぎる一夜
MTVにて放送決定!
9/25 [金] 19:30 - 20:30 9/26 [土] 19:00 - 20:00
9/27 [日] 15:00 - 16:00 9/28 [月] 10:30 - 11:30
9月2日夜、ライヴイベント<MTV SING OUT 『歌おうぜ!』 supported by PEPSI NEX>が行われたSHIBUYA-AXはスゴい熱気に包まれた。トータス松本、PUFFY、MAY J.、スガシカオ、JUJUという超人気アーティスト5組が集結したスペシャルなライヴ。その模様を詳細にお届けしよう。
<MTV SING OUT 『歌おうぜ!』 supported by PEPSI NEX>に駆けつけたオーディエンスは、このキャンペーンの応募者から選ばれた人たち。当初の情報では300組600名が招待されるということだったが、会場に行ってみるとそれをはるかに超える観客でぎっしり。オールスタンディングの一階客席の扉は閉まらないほどだし、二階の関係者席の後ろにも立ち見がずらりと並んだ。こんな光景はなかなかお目にかかれない。
定刻通りに始まったライヴ、最初はいきなり PUFFY。 もっと後のほうの出番が似合っているような気もする彼女たちだが、こういうイベントでのトップバッターにも適役だった。一瞬にして会場の空気をつかんで一気に沸点まで持っていってしまったのはさすがと言うべきだろう。PUFFYらしいユルい感じで力の抜けた雰囲気もあるけれど、パフォーマンスはとてもパワフル。1曲目が終わったところで、由美が肋骨を骨折したばかりだということを明かしたのだが、次の曲が始まったらそんなことはすっかり忘れてしまうほど。勢いで押しまくるようにぶっ飛ばし続け、あっという間に過ぎてしまった楽しい20分間だった。
MAY J. はDJを一人従えての登場。彼女のプロポーションを引き立てるようなキラキラした衣装も似合っている。その素晴らしすぎるルックスからアイドル視されがちな彼女だが、ひとたび歌い始めればまさにディーヴァだとわかる。艶があってよく響く歌声は見事だ。バックが生バンドではなかったことも、彼女の歌を一段と際立たせていたようだ。ファンキーなR&Bもバラードも、艶やかにセクシーに歌いあげたMAY J.、3曲で終わってしまったのがやや惜しい気もした。
続いて登場した スガシカオ は、生バンドならではの熱いパフォーマンスを披露。「午後のパレード」など代表曲をほぼノンストップで立て続けにプレイした。ギターもエレピもオルガンもベースもオールドスタイルの懐かしい音色で、それが楽曲にマッチしていて抜群にカッコいい。生バンドの気持ちよいグルーヴの中、彼にしてはややオーバーペースかなと思うほどストレートに押していたのが印象的だった。熱くなりすぎてスガシカオがステージから客席に落ちるというアクシデントもあったが大事には至らず、最後の「春夏秋冬」ではこれでもかというほどの熱唱ぶりで感動的に盛り上げてくれた。たった4曲だが、濃密なライヴだった。
オーディエンスを聴き入らせたのが JUJU。 全体にあたたかみのあるジャジーな雰囲気のサウンドも心地よかったが、それに乗せられたJUJUの声は強烈に響いてきた。曲の持つメッセージや感情が、歌詞を意識していなくても届いてくる。途中「明日がくるなら」でJAY'EDがサプライズゲストとして登場し、最後に大ヒットナンバーの「奇跡を望むなら」で締めくくられるまでの4曲、客席はノリノリではなかったが、JUJUの世界にひたってじっくりと聴き入っていた。JUJUが“伝える力”の優れたシンガーなのだと実感させられる圧巻のパフォーマンスだった。
最後に登場したのは トータス松本。 バンドメンバーに続いてトータスが登場すると、客席からは悲鳴や怒号の混じった大歓声がわきあがり、ウルフルズの活動停止宣言後、初のソロライヴとなるトータスを熱く迎え入れた。「明星」、「エビデイ」と初のソロアルバムのナンバーばかりだったが、会場のファンもよく知っていて大合唱が起きる。どの曲でもスゴい熱気、そしてものすごい一体感。ライヴの楽しさってこういうことなのだ。ソロになってからのトータスは、ウルフルズのトータスとどう違うのかが気になっていたファンもいただろうけれど、当然ながらこれがちっとも変っていない。熱いところもパワフルなところもそのまま。熱唱した「夢ならさめないで」のエンディングでは、一人で先に帰ってしまったかと思わせておいて、テンポアップした曲に乗せて再び登場、また帰っては再々登場するというパフォーマンスもウルフルズ時代からおなじみのもの。あの頑固な、そして時にはウザいほど熱いオトコは、どこへ行ってもあのトータスのままなのだ。汗だくになってオーディエンスを楽しませたトータス松本の約30分のライヴで、この日のイベントは終了。
2時間半ちょっとの間に5組が出演というイベントなので、どのアーティストも4曲程度のパフォーマンス、アンコールも一切なしだったが、それぞれが自分らしさを強烈にアピールする内容で、時間は短くてもすごく内容の濃いライヴを見せてくれた。なおこの日のライヴは、9月25日以降、MTVで放映されることになっている。当日AXに行けなかった人は、ぜひともTVでこの興奮を味わってもらいたい。
MTV SING OUT ペプシネックス「歌おうぜ!」スペシャルライヴ
2009.09.02@SHIBUYA-AX
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